■ 第13回 泥単連プチミーティング(2003年4月) ■ トランポ購入(2003年5月) 1. 車購入のために使える金額 車購入に費やす費用(イニシャルコスト)を年間に振り分けた金額が20万円を越えないようにしよう。 これは我家の大蔵省(今の呼び方は違うのかな?)の ゆっち が、今の車(スプリンターカリブ)を購入する際に決めたルールだ。 (なぜ20万かというと、昔乗っていたインテグラを売り、カリブを購入する際に、 カリブをインテグラよりも長く乗ろうと、インテグラの購入金額40万÷インテグラの乗車年数2年=年間20万で算出された。) その時に込々100万で買ったカリブが、今年で5年になり、 イニシャルコストを年間に振り分けた金額がようやく20万円に達したため、トランポ購入の許可が出たのだ。 今度買う車は、20万なら1年以上、200万なら10年以上乗らないといけない事になる。 ちょっと厳しい条件の様な気がするが、これからの子供の成長を考えると、車ばかりにお金をかけていられないので、 今回も、この条件を守って車を探す事にした。 2. まずは車種選定 ハイエースを買って、バリバリのトランポ仕様にしたい所だが、 出産後運転する機会の増えた ゆっち の運転技術を考えると、5ナンバーサイズにする必要がありそうだ。 まっち がHONDA好きという事もあり、5ナンバーサイズの中で一番積載スペースが大きな、ステップワゴンに白羽の矢を立てた。 新車価格は260万位なので、上記の計算式に当てはめると、260万÷20万=13で、新車を購入した場合、 13年以上乗らねばならないが、そんなに長く乗る自信はない。せいぜい7年位しか乗る自信が持てないので、20×7 で車購入のイニシャルコストは140万、諸費用を除いた車体価格は125万位の中古をを探す事になった。 3. ステップワゴン見つからず 125万で7年乗れそうなステップワゴンを探してみたが、まっち は外観にこだわり、 ゆっち は内装にこだわるためどうしても予算内では見つからない。良さそうなステップワゴンになると、 予算より40万近く高い180万(車体価格145万)位になる。今乗っているカリブを後2年乗って、20×2 =40万浮かして2年後に180万(車体価格145万)位のステップワゴンを買おうという ゆっち の提案に 説得させられ、トランポ購入は2年後という事で話がまとまった。 4. 煮え切らない思い トランポ購入は2年後という事で一度は納得したものの、煮え切らない思いがあった。 やりたい事(モトクロス)があるのに道具(トランポ)を買うお金を節約するために 買わないというのはどういう事なのか。人生1度きり、やりたい時にやりたい事をしておくべきではなかろうか。 ちょうど届いた某試験の合格通知をネタにゆっち の説得にかかった。 ゆっち 強し。まっち の考えはあっけなく却下された。 5. セレナ浮上 日産の中古車センターを覗いた所、125万円のセレナキタキツネハイルーフを発見。年式の割に安いので 車内を覗いてみる。セレナは3列目シートが跳ね上げ式ではないと思っていたため候補から除外していたが、 車内を見てびっくりこのセレナは跳ね上げ式である。 店員さんに聞くと、セレナはこのキタキツネ仕様のみ跳ね上げ式になっているそうだ。また、 同年式のステップワゴンに比べて値段が安い理由も聞くと、
ステップワゴンに比べ、全長が15センチ近く短く荷室の長さが短いのが 気になったが、2列目シートがかなり前までスライドするため、2列目を生かしてどうにかCRが詰めそうである。 おまけに天井が高く室内がきれいで走行距離もまあまあ。両側スライドドアも付いている。 他店では金にならなかったカリブ(1.6マニュアル2駆、外装ベコベコ 事故車でフロントのみ後期型)を20万で取ってくれるということで、予算条件もクリア、 さあどうしよう? 昔の自分だったら自分の好きなステップワゴンに固執して、購入まで気持ちが傾かなかったと思うが、 最近の自分は子供に愛情を注ぐようになったせいか、車に対して愛車という感覚は持たなくなった。 道具である車やバイクに対して愛情を注ぎ過ぎるとろくな結果に繋がらないという経験も繰り返してきた。 そんな事を考えながら自己納得を完結させ購入を決めた。 6. セレナ納車 今日は、セレナの納車日であり、カリブとの別れの日である。1度の故障も無く走り続けてくれて、まだまだ走れる カリブを手放すのは心苦しいが、新しい生活のためである。ごめんカリブ、いい人に拾われるんだぞー。 中古車センターで記念撮影をしてセレナに乗り込んだ。 なっち が車が変わって戸惑うのを期待していたが、 全くそんな姿は見られず、喜んでセレナに乗り広い室内を満喫しているのが印象的であった。 帰宅後、早速CRを積んでみた。2列目を生かして3列目に積めるかが心配だったがなんとか積む 事ができた。本当にぎりぎりの長さで積み込むのが大変だった。 7. モトクロスは一時中断 せっかくトランポを購入したのだが、購入後すぐに第2子妊娠が分かり、家族モトクロスは一時中断。 4人乗車+バイク積載が可能な車を買っておいて良かった。 ■ スーパーライディング大会(2003年12月7日) 1. 初レースまで 年明けに第2子出産予定のため、11月末から妻が実家に帰省した。久々にSGMコースへ行くとレースの告知のちらしを配付していた。 レースは2週間後で、1時間耐久の一般クラスと、30分耐久の初心者クラスに分けて行なわれるようだ。 今年中に実現したい目標の1つにモトクロスレースへの参戦を考えていたので、これは目標達成のための最後のチャンスだと思い 初心者レースへの参戦を決意した。レース前に練習できるのは今日しかないため、いつになく練習に熱が入った。 帰宅後コース常連のS間さんにメールを出し、初心者クラスレースへのエントリーを伝え、色々アドバイスを頂いた。 数日後S間さんから、『僕も初心者クラスに参戦します。一緒に走りましょう』というメールが届いた。 S間さんが初心者クラスというのはちょっと疑問だが、一人での参加は内心心細かったのでうれしかった。 2. 初レース当日 レースの召集がかかりスタート地点に集合する。初心者クラスの参加台数はわずか7台、S間さんと、 朝友人になったH川さんと自分以外は4人だけ。この少なさは初レースには最適だ。 まずはコースを覚えるための練習走行、先導車2台のうちの1台は 史上最年少でIAへ昇格し、全日本での優勝経験もある小方くん。小方くんの走りが後で見れると喜んでいると、『ゆっくり走るからついてきて』 の言葉を残して走り出した。自分も走り出すがペースが速い。ヤバイ、練習走行なのについて行けない。 小方君とS間さん、H川さん達数名はあっという間に見えなくなってしまった。 後方ド素人集団の先頭を走っていると、コースの分岐で交通整理をしていた小方君は、僕が通り過ぎると後ろを走り始めた。 数十mだったが小方くんのバイクのサウンドを背中に聞きながら走れたのは気持ちが良かった。 初心者クラスのコースは、ジャンプ台やぬかるみを迂回するため、非常に分かりずらい。ゼッケンチェック場所を過ぎた後、 コースが分からなくなり、偶然近くにいた小方君に『こっちですか』と聞くと小方君は縦に首を振ってくれた。 そして全くコースを覚えられないまま練習走行は終了した。 3. レーススタート いよいよレーススタートだ。スタートラインで日章旗が振られるのを待つが、小学校の運動会の徒競走の前のようなこの緊張感は、ここ数年感じていないものだ。 旗が振られレーススタート、第一コーナーには5番手位で飛び込んだ。この初レースの目標は完走のため、スピードを上げるより、転倒しない事に重点をおき走った。 前日までの雨でコースコンディションが悪い所があり転倒者が多く、抜かれまくる割に順位はそれほど悪くないようだ。 レース中盤からはS川さんにぺったりと後につかれての走行となった。 S川さんの方が速いのはすぐに分かったが、レースなので抜かれない様に走った。そのうちにあと10分のサインが出たがそれからが長かった。 気を抜くとH川さんに刺されそうになる。いつも以上に半クラを使って加速してもぴったりとついて来る。左手が疲れて握力が無くなってきた。 コース中に1カ所だけあるジャンプポイントを、レース前半はアクセルを戻してなめて走行していたが、アクセルを戻すとエンジンの回転数が落ちて、 その後のストレートで抜かれそうなのでアクセルを戻さずに走った所、ジャンプを飛ぶ事ができた。練習の時はいつもマイペースでジャンプを 飛べなかったので、このジャンプが飛べただけでもレースに参加した甲斐があった。うまくなるには少し速いペースで走るのも必要なのかもしれない。 ジャンプを飛んだ興奮で、少し疲れを忘れて走っていると、あと1周のボードが出た。最後のストレートで、転倒で順位を落としていたS間さんに あっさりパスされてレース終了。 目標どおり完走ができ、順位も4位と初レースにしては満足のいく結果が残せた。 その後一般クラスのレースを観戦したが、初心者クラスとは比較にならない程のスピード、出走台数もかなり多く、まだ自分の実力ではこのクラスへの 参戦は難しそうだ。練習練習! 4. 体力作り レースでは自分の体が、完全になまり切っているのを感じた。体力が無いというのを通り越し、力が出せないという感じだ。 会社に入って約10年、ほとんどデスクに座ってばかりの生活を送っていたため、知らないうちに相当体力が落ちてしまっているようだ。 (会社の健康診断で、血が汚いと注意されたし、ゆっち との体脂肪競争も完敗中だ。)レースで勝つという以前に、危険を回避する反射神経や、 瞬発力すら持ち合わせていない様な気がした。 第2子が生まれてしばらくは、ほとんどバイクに乗れなくなりそうなので、腰痛悪化防止のための腹筋運動と、 ノーザンデーの水泳、会社の仲間がやっているフットサルへの参加をできる範囲で続けていこうと思う。
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