■ SGMでの練習開始(KLX110)(2006年3月) ■ 多摩テックのキッズバイク体験(2006年3月) 昨年の夏、鈴鹿サーキット内の遊園地「モートピア」でなっちに体験させたキッズバイク( ■ なっちバイク(?)デビューに記載)が、 姉妹遊園地「多摩テック」(東京都日野市)にもできたそうだ。 多摩テックは自宅から車で30分と近く、身長不足で2輪塾を受講できない今のなっちに丁度良さそうなので行ってきた。 インターネットで(期間限定の)入場招待券を入手してきたため、なっちのフリーパス(2200円)のみを購入して入園。 予想通り、キッズバイクコーナーは鈴鹿サーキットのそれと瓜ふたつだった。 乗車条件も鈴鹿サーキットと同じで「補助輪なしの自転車に乗れること」となっている。 なっちは係のお姉さんに、『もう自転車乗れるよ!』と自信満々に告げ、キッズバイクに乗りに行った。 本人は自転車に乗れるつもりのようだが、実はまだ思い通りに曲がることすらできない状態。 ちょっと不安を感じつつコース脇で様子をうかがう。 6人のグループで講習がスタート。まずは係のお姉さんに従い1人づつ予備コースを走行。 なっちは奇跡的に転ばずに1周をまわり、本コース走行を許された。 「なんだ、やればできるじゃん。」 一旦は安心するも、本コース走行ではバランスを崩し蛇行した所を後続バイクに追突されて転倒。 1人だけ予備コースに戻されての練習となった。 講習終了後、トボトボと戻ってくるなっち。 やはり自分だけ予備コースに戻されたのが悔しかったようだ。 「もう1回乗ってくれば?」の問いかけにも気が進まなそうだったが、 「ピアノだって練習したら弾けるようになったでしょ。それと同じでバイクも頑張って練習すれば乗れるようになるのにここであきらめちゃうの?」 とのゆっち(ママ)の熱い説得で、再挑戦を決めたようだ。 2回目以降の受講者は予備コース走行が省略されるため、いきなりの本コース走行。今回はバイクとの接触はなかったが、何度もクッションの壁に衝突しながらの蛇行運転を するうちに、今回も補助コースに戻されての練習となり講習が終了した。 「よくがんばったね。うまくなったよ。」 今のなっちにこれ以上乗らせるのは無理と判断。その後は他の多摩テックのアトラクションを楽しんだ。 遊園地を一巡し終わったのが午後4時頃、帰ろうとするとなっちはもう1度キッズバイクに乗ると言いだした。 「せっかくフリーパス買ったんだからそうこなくっちゃ。」 急いでキッズバイクコーナーに向かい、3回目のチャレンジ。 蛇行を繰り返し係のお姉さんにマークされるも、今回は何とか転ばずに終了。 『もう1回乗ってくるね。』 コツを掴みかけたようで自分から続けて4回目の乗車。 今回はほとんど蛇行もなくなり、講習からうれしそうに戻ってきた。 『パパ!Aのカードもらえたよ。』 なっちは鈴鹿サーキットの2回を含め、今までの5回の講習は全てBライセンスをもらってきていた。 ほとんど皆が1回でもらえるAライセンスも、これだけ待たされると妙にうれしい。 「ヤッタな、なっち!(まっち)」 「お姉ちゃんすごいじゃないの!(ゆっち)」 「すごい、ねえね!(そうちゃん)」 と家族4人で喜んだ。 調子に乗ったなっちはもう1回乗りたがり、 「あらー、お姉ちゃんまた来たの?」 と係のお姉さんにあきれられつつ本日5回目の講習開始。 もうほとんどマスターしたようで楽しそうに乗っている。 途中、「ねえね!ねえね!」と応援をするそうちゃんに手を振ろうとしてアクセルから手を離し転びそうになる。 「オイオイ、下手なくせに何やってんだ!」 (気を散らせないように離れたベンチで見る)ゆっちとまっちは顔を見合わせる。 講習終了後、颯爽と戻って来るなり、 『なんか楽しくなっちゃったからもう1回乗ってくるね!』 と言うなっち。 係の人に申し訳ないと思いつつ、他にあまり客もいないし、乗る度に上達しているのでまた送り出す。 講習中、係のお姉さんがまっちに話し掛けてきた。 「あと25分位ありますが、他のお客さんも減ってきたから最後まで乗らしてましょうか?」 ありがたいお言葉にぜひそうしてもらうことにした。 (さすがに同じ子供に何回もプロテクターを着け外したり、同じ説明をしてればそう言いたくなるよな。) 他の受講者もほぼ固定され、走り続ける子供達は、さながら耐久レースをしているようだった。 終盤、なっちの集中力が途切れたようで、たまにコースアウトしお姉さんに疲れてないかの確認をされていたが、首を横に振り遊園地の閉園時間まで頑張った。 講習終了後、Aライセンスに写真を入れてもらい、すっかり顔馴染みになったお姉さんから、 「なっちちゃんバイクに乗れるようになって良かったね。」 と手渡してもらう。なっちは本当にうれしそうだった。 その後、友人からもらったクアガーデン(遊園地横の温泉施設)の無料招待券で温泉に入り、のんびりして帰宅した。 みんなのようにうまく乗れない(挫折)→頑張る→乗れるようになる(成功) という今日の体験は、きっとなっちの心の糧となることだろう。 子供の成長を感じられる良い1日であった。 ■ 第1回maimaiさんスクール(2006年3月) 約5ヶ月ぶりにCR80に乗ろうとSGMに行ってきた。 仕事を午前中で片付けて駆けつけてくれたバンザイダートmaimaiさんと昼過ぎに現地集合し、一緒に林間初心者コースを走りはじめる。 『ダ、ダメだ、怖くてスピードが上げられない!未舗装路面ってこんなに怖かったっけ?』 ゆっくりと先導してくれるmaimaiさんについて行くことすらできない。 そんな訳で、完全に初心者に戻ったまっちのダサダサ走りを見かねたmaimaiさんに今日1日色々教えてもらうこととなった。 (今回の練習はHPに書かないつもりでしたが、多くの収穫があったので忘れないために記すことにしました。) 1. 体の遅れを修正 僕のライディングフォームは、バイクの挙動に対して体が完全に遅れているらしい。シートに座らずにステップに立ちながら走る練習で、この体の遅れを修正できるそうなのでやってみる。 『あれっ、立ったままのコーナリングってこんなに難しかったんだっけ?』 コーナーが全くうまく曲がれない。バランスを崩して足を着いたりしながらノロノロ走っていると、 「ハンドルの位置が近すぎなんじゃないか?」とのmaimaiさんのお言葉。セッティングを変更して再挑戦。 『なるほど、ポジションに余裕ができ、少しは体が動かせるようになったぞ。』 マシンの真中に乗ることを意識したり、上体をひねったり、外足でバイクを押し込んだり、色々と試すうちにだんだんスピードを殺さずにマシンの向きを変えられるようになってきた。体の遅れもだいぶ修正されてきたらしい。 2. アクセルを開ける練習 立って走る練習を続けていると、 「1番長いストレートはパワーバンドまで回して走ってみようよ!」 とのmaimaiさんのお言葉。 CRのパワーバンドの加速はかなり強烈なため、しっかりとニーグリップして座っている時にしかパワーバンドまで回さない習慣がついてしまったことに気付き、立ち乗りでのアクセルオンを試してみる。 マシンから振り落とされそうで、なかなかパワーバンドまで回せずにいると、更なるお言葉。 「アクセル開ける直前に体を前に倒してみなよ。」 結局パワーバンドまでは回せなかったが、やるべきことは分かった気がした。 3. 色々なセクションを走る練習 林間初心者コースのストレートにはうねりがありアクセルを開けずらいと、maimaiさんがよく走るというSGMフルコースを案内してもらうことになった。 1周に30分以上かかるこのコースの半分以上が僕の走ったことのない道で、次から次へと現れる急斜面や、ガレ場、ブッシュ、サンド等に興奮しながらmaimaiさんの後姿を見失わないように追いかける。 『SGMってやっぱすげぇや!』 こんなにバラエティーに富んだ道を連続して走れるGGMの魅力に酔いしれ走るうちに自然と恐怖心が麻痺し、2周目に入った頃から長いストレートではアクセルが開けられるようになってきた。 『いやー、楽しい♪』 以前スクールで東福寺さんが言っていた言葉、 「色々な地形を楽しんで走るのが上達の近道」 の意味が分かった気がした。 4. ジャンプ練習 日が暮れはじめ、コースの人影がほとんどなくなったので、初心者コースの小さな2連でジャンプ練習。 『ダメだ、全く跳べないじゃないか!』 1年程前位のスクールで、この程度の小さなコブなら跳べるようになったつもりでいたが全然跳べなくなっていた。 少しづつ勘を取り戻すうちに暗くなり練習終了。 今回は久々なので体慣らしができればいいと思っていたが、maimai先生のお陰でとても充実した楽しい1日になった。 SGMの本当の遊び方を教わった気がした。今回教わった3つの練習、 @体の遅れを防ぐための立ち乗りコーナリング。 A立ち乗りでのパワーバンド走行。 BSGMのフルコース走行。 は、今後SGMに来た時のルーティンワーク、準備運動のような感じに続けていこう思う。 ■ 全日本モトクロス関東大会観戦(2006年4月23日) 1. 初観戦できるのか? 茨城県ひたちなか市で開催される、06全日本モトクロス選手権第3戦、関東大会の観戦に行ってきた。 前日に茨城県入りして潮来観光をしていると、なっち(娘)が頭痛を訴えたため、親戚訪問、健康ランド泊の予定を取り止め、急遽ホテルで宿泊することにした。ホテルの部屋に入るなりトイレに直行して吐く苦しそうななっちにモトクロス観戦をあきらめかけたが、翌朝ケロッと回復したので親戚訪問の後、ひたちなかの会場に向かった。 この交通安全センター特設コースは、コースの周りが芝生で敷き詰められており、ゴルフ場のような雰囲気でとても気持ちがいい。うまくて安い中華丼やステーキを食べたり、移動用に持ち込んだなっちの自転車で一緒に遊んだりしながらのんびりとレースを観戦する。 各レース毎の感想は省略し、最終レースのIA第2ヒートについてだけ少し詳しく書いてみる。 2. IA(国際A級)第2ヒート開始 そうちゃん(下の子)をゆっち(妻)に任せ、なっちと一緒に第1ストレート?後の変形2段ジャンプ前から観戦。 SGMの雄、#21小方選手が欠場しているので、SGMでのダースポ取材でお会いした#1小池田選手、多度でお会いしそびれた#2高濱選手(ハマー)、なっちがかっこいいと言う#982成田亮手を応援することにした。 なっちがレースに興味を持つように、選手の顔写真入りのパンフレットを見ながら、おそらく上位に食い込むであろう選手について(あることないこと)解説するうちにレーススタート。 「速っ!IAは他のクラスのとは別物だぞ。」 みんな驚くようなハイペースでストレートを走り切り、そのままの勢いで全く躊躇なく目の前の2段ジャンプを飛んでいく。IB(国際B級)レースでは、この変形ジャンプに失敗する選手がいたりして、選手がサスに蓄えた加重を逃がさずに跳ぼうとしている様子が分かり勉強になったが、IAの選手は皆上手すぎて何をしているのかさえ分からない。 そんなハイレベルの選手の中でも、海外帰国組の#982成田選手、#86熱田選手は気のせいか上手く見えた。ストレートを肩をぶつけるような抜きつ抜かれつのバトルをしながら迫って来ては、もつれたまま2段ジャンプを飛び超え消えていく。2連ジャンプのすぐ先は右コーナーなのに、なんでこんなスピードで平気なんだろう?全く理解できない速さだ。そしてその後を追う、#711溝口選手や、#3増田選手、そして昨年のチャンプは俺なんだとばかりに彼らを必死で追いかける#1小池田選手。 そしてその後を追う#2ハマーが目の前の変形2段ジャンプで思いっきり転倒、体を地面に強打したようで、コース上にうずくまり動けなくなり、次々と来る後続車に轢かれそうになる。目の前数メートルでのハプニングに息を呑んでいると、無事マーシャルにコース脇まで連れ出された。 「メーカーサポートを受けられる体制をせっかく手に入れたハマーの今シーズンが終わってしまうのか!」 と不安を感じていると、ようやく体を起こし歩き出したハマーはマシンに跨り走り出した。 会場に響く拍手と歓声。ピットに戻るだけだと思っていたが、驚いたことにその後も周回を続けているではないか。体がボロボロになり、ポイントが着かないと分かっていてもレースを投げないハマーのモトクロスに対する姿勢に感動し、目から熱いものがこぼれるのをなっちに気づかれないようにしつつ、なっちの旗を取り上げ特に大声でハマーを応援した。JUBIROの旗だがもうそんなことはどうでもいい。 自分より視力のいいなっちにゼッケン番号を確認させ観戦を続けるうちに、あっという間の30分が過ぎチェッカーフラッグが振られレースが終了した。 コースになだれ込む人と共になっちをだっこしてコースへ入り、ウイニングランをするライダーとハイタッチ。皆いい表情をしている。なっちも懸命に、手を差し出して走ってくれる選手に手を伸ばすが、なっちの手の長さでは、なかなか選手の手に届かない。ゆっちに抱えられたそうちゃんももちろん届かない。 しばらくすると、本日の優勝者成田選手が会場を沸かせながらやって来た。Jubiloの旗を懸命に振ってアピールしたのが効いたのか、ペースを少し落としてくれて、なっちもタッチすることができ大満足そうだ。周りに明るい雰囲気を振りまきながら走るその様子に、このモトクロスを楽しむこの様子が彼の強さなんだと感じた。 駐車場出口渋滞に巻き込まれないように帰路を急いでいると、偶然バンザイダート監督婦人に会った。監督は?と聞くと、 「興奮して、もうなんだか分からないような状態になって表彰式に行った」 との事。なんとまあ、監督らしい。 翌日は幼稚園があるため、急いで帰宅し、子供たちを寝かしつけていると、なっちがこんなことを言った。 『ハマー転んじゃったけど良くがんばってたね。』 「なっちも頑張れる子になってほしいな。」 『バイクは怖いから、、、。』 「バイクじゃなくても、スイミングだって、ピアノだって、何だって同じだと思うよ。 ハマーが立ち上がったみたいに、失敗してもなっちもがんばりなよ。」 『うん、分かった。』 なっちに言い聞かせつつ、まさに体を張って夢に向かうハマーを見習わねばならないのは、 自分なんだ(体を張る位のつもりで仕事がんばらなきゃならんな)と考えながら自分も眠りについた。 ハマーの転倒はなっちにかなり大きな刺激を与えたようだが、 その後、ボロボロの体でバイクにまたがり走り続ける姿は、 もっと、もっと大きな刺激(メッセージ)を与えてくれたように思う。 ■ 第2回maimaiさんスクール(2006年4月30日) 先月に続きSGMでmaimaiさんにライディングテクニックを伝授して頂いた。 子連れのため1時間程しか走れないにも係わらず今回も大きな収穫があったので奮闘記に記します。 子供2人を車内に残し(お菓子を持たせ仲良く待つよう言い聞かせ)、CRで走り出す。 先導してくれるmaimaiさんを追いかけるが、いつもながらのノロノロ運転のため何度か見失ってしまう。 『まっち、また回転数上がらなくなっちゃってるよ!』 せっかく習得したことが、次に走る時にはリセットされて、なかなか上達に繋がらないのが最近の悩み。 多分もっといっぱい乗らないとダメなんだろうな。 SGMフルコースを2周走った後、道路側空き地に場所を定め、小山でジャンプ練習をするが、ここでも 『まっち全然ダメ、エンジン回ってないって!何も考えないでいいからとにかく開けてごらん!』 と指導を受ける。しかし、逆に色々考えてしまい益々開けれなくなる不器用なまっち。 どうしても安全運転になってしまう走りに対し、 『まっちは1回転んだ方がいいな。(転ぶ位のつもりでアクセル開けろの意味)』 と言われてしまう。 僕のライディングテクニックを向上させてくれようとするmaimaiさんに走りで応えたいが、応えられない自分がもどかしい。 子供達が気になりだしたので30分程で練習を切り上げ車へ戻る。 しばらく子供達と遊ぶ。どうしても先程の走りに納得がいいかないので、 「パパもう行っちゃダメ!」 という子供の声に「父親失格」の烙印を押されつつも後半戦の開始。 休憩中mmaimaiさんに教わった『腰を「く」の字に曲げたライディング』を実践しようと、尻を上げ上体を寝かそうと意識したのが良かったようで、 だんだんとアクセルを開けられるようになってきた。 いつもよりスピードを上げ、少し強引に走っても、考えていた程車体が不安定にならないことを発見でき、だんだん楽しくなってきた。 maimaiさんが口が酸っぱくなる程『開けろ、開けろ!』と言っていた(昔FOXおやじさんにも全く同じことを言っていた)のは、この地面から少し浮き上がるような走りを体験させるためだったんだと妙に納得しながら走る。僕のライディングフォームをチェックするために追走してくれているmaimaiさんを、「巻いてやるぜ!」位の心意気で走るうちに妄想モードに突入した。(以下妄想) 「この地面から浮き上がるような走りって、先週全日本で見たライダーと同質のものなんじゃないか? そうだ、今の俺は成田だ。熱田(maimaiさん)に抜かれる訳にはいかないぜ! 行ける所までとことん行くぜ!イエーイ!(実際は浮き上がってもいない超ダサダサな走り)」 スキーに例えるなら、今までの自分は転倒を恐れるあまり、ボーゲン(走っていようが止まっていようが安定した状態での走り)に満足してしまい、パラレルやウエーデルン(遠心力等の外力にはたらきかけ、それらとの合力で安定を得る走り)に挑戦しないでいるようなものだろう。 モトクロスをはじめて4年目になるが、モトクロッサーの走り方がはじめて体感できた気がした。 ようやくみんなと同じ感覚が掴め、スタートラインに立てた気がした。 もっと走りたかったが、 「父親がモトクロスに熱中するうちに車内に残された子供が脱水症状」 なんてニュースにはなりたくないので車に戻る。 子供達がまたバイクに付き合ってくれるよう2人乗りで走るなどアフターフォローをして帰った。 maimaiさんありがとう。またよろしく。 ■ YAMAHAバイク体験スクール(2006年6月18日) 1. バイク(PW50)初体験(なっち) 埼玉県オフロードビレッジで開催されたYAMAHAニューモデル試乗会に行ってきた。 ’07YZ85の試乗車で初めてのオフビ本コースを満喫!という密かな願いを押し殺しつつ、まずはキッズバイク体験コーナーで行われるPW50 の無料体験スクールを観察する。 このスクールの受講条件は、「補助輪なしの自転車に乗れる小学生以上」とのことなので、幼稚園児のなっちの受講を一旦はあきらめたが、 どう見ても幼稚園児っぽい子がスクールに混じっているではないか。 小雨で参加者が少なく、講師もバイクも余っているのを見て確信する。 『これはいける!』 なっちを小学1年生ということにして受付に並ぶと、すんなり受付を通過した。 講習が始まるまでの時間を、ぬり絵コーナーや、おもちゃバイク試乗コーナーで潰していると雨が本降りになってきた。 初めて本物のバイクに乗るには最悪のコンディション。 「大丈夫だろうか?」 親の心配を他所に、ピンクのレインコートをゲットし、初めてのオフメットやプロテクター装着にごきげんのなっち。 召集がかかり、小学1年生と、それ以上の子供の2クラスに分けられる。どうやら1年生にはマンツーマンで講師がつくようだ。 もちろんなっちは1年生のクラスへ。数人の幼稚園児が混じっているようだが、なっちの身長がダントツで小さい。 心配そうになっちの様子を見ていたゆっち(妻)へ、講師の核心を突いた質問が飛んできた。 『お子さんはどう見ても、幼稚園の年少か年中位に見えますが、本当の年齢はいくつなんですか?』 「え〜、年長なんですけど、、、。」 『まあ、せっかく来てくださったのでやってみましょう。足が届かないようなので完全に1人で乗れるようにはならないと思いますが、 子供が自分でバイクを運転する感覚が味わえる位にはできると思います。』 「よろしくお願いします。」 と1時間の体験スクールがスタートした。 前半は、主にセンタースタンドをかけたバイクに跨った状態での練習。 後半は、(かなり激しい雨の中)実際の走行練習が行われた。 多摩テックでの練習の甲斐があり、アクセルやブレーキの使い方は誉められるが、やはり体格が小さく力が無いため、 センタースタンドがけやキックによるエンジン始動にはかなり苦戦しているようだ。 走行練習は、2人の講師がつき、1人がバイクの後ろで手を添えてくれたため、転倒の心配なく講習が進んだ。 スタート、ストップを繰り返すうちに、段々スムーズに走れるようになり講習が終了した。 なっち、そうちゃんがずぶ濡れになり、’07YZ85の試乗は断念したが、頑張り 上達する我が子の姿を見るのはなんとも楽しいものである。 2. 一輪車奮闘記? 帰りの車内で、これからのモトクロスライフについてゆっちと語り合う。 今回は、プロのスクールということで、なっちをPWに乗らせたが、周りの男の子達に比べて非力ななっちと安全にモトクロスを楽しむには、 両足が充分に地面に届き、周りの子供達より体格が大きくなるまでは、あまりバイクに乗らせないほうが良さそうだ。 まあ、弟のそうちゃんがバイクに乗れるようになるには、まだかなり時間がかかるので、それまでは、気長にのんびり取り組もうと話すと、ゆっちからこんな提案があった。 『なっちが大きくなるまでの数年間、家族で一輪車をやるのはどうかしら?』 「いちりんしゃ?」 『バランス感覚の無いあなたが一輪車乗れるようになったら、ちょっと見直すかも?』 確かに今のうちに、なっちのバランス感覚を鍛えておくのは良さそうだ。 (果たして35歳から始める一輪車が、どこまでものになるかは疑問だが)自分にとっても、もしかしたらバイク上達の近道になるかもしれない。 モトクロスのプロテクターも役立ちそうだし、家の前で気楽にでき、家族で本気で競い合えるのもいい。 『よし、いっちょ一輪車始めてみるか!』 ■ ベースキャンプエンデューロ(2006年10月22日) 1.レースまで maimaiさんに上九一色村の富士ヶ嶺オフロードコースで行われるベースキャンプエンデューロに誘われた。 このところ家と会社の往復のみの生活を送っており、マシンにも体力にも大いに不安があったが、 「大坂をアクセル全開で上るのが楽しいんですよ!」 との言葉の誘惑に負けエントリーを決めた。 レース当日、明るくなってから会場入りし1時間×2レースを一緒に走るmaimaiさん、おすぎさん、さとうさんと挨拶を交わす。 丁度、ズドドドドと豪快にコースを走り出したマーシャル(大会運営者)のXR600を見ながらコースと走り方をチェックする。今まで走ったことがない高低差のある山間のコースはとても面白そうだが、噂の大坂が長く急で、しかも路面に砂が浮いているため登り切れるか不安。 「大坂途中のあの緩斜面で車速を落したら上り切れないな。」とか、 「大坂斜面は右に傾いてるから左側を走った方が良さそうだ」等、ああだこうだと攻略方法を話しながらレースが始まるまで雑談。
朝のミーティングが終わり練習走行の開始。久々にCR80Rに乗るため、マシン状態をチェック(オーバーヒートしやすい原因の解明)するため少しでも長く走ろうとするが、大坂を登り切れないマシンが続出し、大坂手前でマーシャルに停められる。下から見る大坂はスキー場の中級ゲレンデのようで、不安と期待を胸に順番を待った。 マーシャルのGO!の合図で、数台のマシンと共に大坂になだれ込む。どう考えても全開にしなきゃ上り切れそうもないので、約50mの助走区間でガンガンアクセルを開けて勢いをつけ、約100mの急坂を一気に駆け登る。いつもアクセルが開けられない自分にはいい練習になりそうだ。前走車がはじく飛び石がかなり痛いが、負けずにアクセルを開け続け、なんとか上り切れたかと思った所で前走車がスタック。右側に避けるが自分もグリップを失い失速。半クラを当て復活を試みるがマシンが横向きになり、コース右脇の小石の吹き溜まりの餌食になってしまった。 「あと少しだから上げちゃいましょう。」 すぐに助けに来てくれたマーシャルに手伝ってもらいながらなんとか山頂まで登る。 「ちょっとオーバーヒート気味だから気をつけてね。」 との言葉にマシンの下を見ると、ドレンチューブから冷却水が吹き出している。この程度で吹き出すとは、やはりどこか壊れているのかもしれない。今日のレースに不安を感じつつピットで吹き出した分の冷却水100mlを補充、再びコースイン。 体もほぐれたようでその後は問題なく初心者コースと上級者コースを1周づつ走ることができ練習走行を終了とした。 レース本番は黄色ゼッケンを付け、初心者コースを走ることに決めた(あれっ、maimaiさんも黄色?)。 「マシンを壊さず最後まで楽しく走れればいいや!」と気楽に考えスターティンググリットに並ぶ。ゼッケン69のため、最後尾付近からのスタートだ。コース幅が狭い部分があるため、前から少しづつスタートするよう説明を受けレーススタート。 流れに乗って走っていくと、すでに大坂では渋滞が始まっていた。スタックしたマシンに前を塞がれたmaimaiさんの横を運良く通り抜け登り切ることができた(maimaiさんにはすぐに抜き返された)。 しばらくはコースを良く観察しながら慎重に走る。20分位走っただろうか、マーシャルの指示に従い停車しなければならない上級者コースとの合流地点でおすぎさんと並ぶ。大坂を登っている時に冷却水が吹き出ていたと教えてもらい、ピットに戻り吹き出した分の冷却水(150ml)を補充して再びコースイン。 今度は色々なラインやギヤを試しながら走ってみる。大坂を高いギヤで走ってみようと助走区間でしっかりスピードを上げ3速で大坂に進入。 『ダメだ、失敗!』 しっかりトラクションを稼げるのでは?の読みは完全に外れ、坂の前半で車速が落ちてしまった。2速に落とし半クラで無理やり回転数をキープして走り続けるが、一旦落ちてしまったスピードはそう簡単には戻らない。 半クラの連続使用に悲鳴をあげるCR。 「がんばれ!あとちょっとで上り切れるぞ!」 なんとか上り切れたが、バックトゥーザフューチャーの「デロリアン」のように、マシンから湯気が吹き出てきた。(マシンの温度上昇により、冷却水を補充する時マシン冷却のためにかけていた水が沸騰したようだ。)
なんとなく元気の無いデロリアンをかばいながらピットに戻る。ギヤデロリアンは400mlもの冷却水を呑み込んだ(デロリアン(CR)の冷却水容量は約400mlなので、ほとんど空だったようだ)。 マシンは大丈夫だったようだが、大坂でのワンミスでマシンを焼き付かせてしまう可能性があるというプレッシャーと、2周毎に冷却水を補充しなければならないわずらわしさに、なんとなく気合いが入らず控え目な走りをするうちにチェッカーが振られ、今いちその気になれぬまま第1ヒートが終了した。 4.第2ヒート maimaiさん、おすぎさん、夫婦さん、CBRさんと楽しい昼食(焼肉・おでん)を食べ、第2ヒートの準備に取り掛かる。 『あれっ、デロリアンのフロントタイヤが潰れているぞ!』 でも大丈夫、こんなこともあろうかと今日は空気入れを持って来たのさ! と、空気を入れようとするが、ホイールから出ているはずのノズル口が見当たらない。1ヒート走行中に、ノズル口を止めるナットが落下し、チューブがタイヤ内で回転してしまったようだ。 『maimaiさん、空気入れたいんだけど、これどうしたらいい?』 「1度チューブ取り外して付け直すしかないでしょ。」 『えええぇっ!』 スタートまでまだ30分あるが、以前4時間かけてタイヤ交換をした僕に、この短時間での作業ができるのだろうか? 悩んでいる暇もないので、とにかく作業に取り掛かる。ホイールからタイヤを外していると場内放送がかかる。 「秋のこのコースは暗くなるのが早いので、第2ヒートの開始時刻を15分早めます。」 『やばっ。』 みんなの協力に助けられ、なんとかスタート直前にタイヤの取り付けが完了。横目で皆がスタートするのを見ながら ガソリンを補充し、鎧を着て少し遅れてコースイン。タイミングが悪かったのか、コースに入った途端に接触しながら右から、左から抜かれまくる。 『先頭集団の前に入っちゃったんだな。』 『第2ヒートは皆熱くなるって聞いてたけど、こっちは、黄色ゼッケンだぜ!』 と思った所で気付く。 『俺、黄色ゼッケンつけてないじゃん。』 なんとか1周を走り、ピットで黄色ゼッケンをつけて再スタート。しかし今度は大坂入口で、助走スピードの遅い4スト君につっかえ、スピードを落としてしまう。 『こっちは助走が命なのに!』 4スト君は坂の後半からスピードに乗り行ってしまうが、こちらは滑ってなかなかスピードが上がらない。 半クラで無理やり回転を上げ、砂利を掻きながら登っていると、マシンからまた湯気。 『負けるな!デロリアン!』 なんとか上り切ったが、また冷却水を出し切ってしまったようなので、ピットに戻り冷却水を補充(300ml)。 全てが全くうまくいかず集中力が途切れ、すっかりやる気が萎えてしまう。 『耐久レースだと思うと悲しいので、1周毎にスプリントレースだと思って走ろう。』 なんとか気持を切り替え、1周毎に冷却水を補充しながら数周を走るとチェッカーが振られ第2ヒートが終了した。 今回のレースは、準備不足がそのまま結果に表れる形となった。 まあ、走りは満足できなかったが、久々にまる1日思いっきりバイクに没頭でき、 日々の生活で溜め込んだ頭の中の全ての雑念を(一時的にでも)忘れ去ることができ、 すっかりリフレッシュできた。仲間がいたお陰で楽しめた。 この最悪な状態のマシンを本格的に壊さずに終われたので、良かったということにしよう。 亀田興毅のボクシングの試合後のように最後に1曲。 (尾崎豊の15の夜「盗んだバイクで、、、」のメロディーで歌ってね。) 壊れたバイクで走り出す、 メンテさえままならずに、キツイ大坂があるコース。 誰にも縛られたくないと、逃げ込んだ富士ヶ嶺で 自由になれた気がした35の夜♪ マシンを直していつか再挑戦するぞっ! ■ 06忘年走行会(2006年12月16日) 1.走行会まで 今年はバンザイダートメンバーが集るイベントに1度も参加してないので、バンザイダートがコースを貸切し、毎年多くのメンバーが集るこのイベントにはぜひ顔を出すつもりでいたが、仕事の都合で休みが取れずにあきらめていた。 しかし、熱い思いが天に通じたのか、前日になり急に仕事の予定が空いた。 『神様って本当にいるのかもしれない!』 しかしながら、参加をあきらめていたためCRのエンジンは分解中、タイヤはパンクしたまま。 行こうかどうか迷ったが、 『コース脇でメンテをしながらおしゃべりするだけでも楽しそう。』 ということで、夜中にエンジンを組み上げ、熟睡中の子供達をセレナに詰め込み、埼玉県川越市、貸切のモトクロスビレッジに向けて早朝出発した。(到着と同時にどっと疲れが出て車内で仮眠。今日1日大丈夫かな?) 2.まっちの練習 セレナからCRを下ろし、メンテの続き。 パンクと思われた症状はチューブ口ピンの増し締めで簡単に解消。 冷却水漏れもとりあえずは止まっているし、子供達はGODさんのお子さんとシャボン玉遊びに夢中だ。 『よし、乗れる♪ 神様、もう少しだけ僕に見方してて!』 予想外に事がうまく運び、午前中からのコースイン。 『それにしても皆速いなあ。』 「寝かすときは寝かす」、「跳ぶ時は跳ぶ」、「突っ込む時は突っ込む」と、しっかりモトクロス走りをするバンザイメンバーに抜かれながらコースを周回するうちに、自分の「メリハリのないツーリング走り」が浮き彫りになって感じられた。 (いつもマイペースで、コースを走れるだけで、満足しがちな自分だが、)さすがにこれだけ走りの差を見せ付けられると、こんな言葉が口を出た。 『クッソ−、何で僕だけがこんなに遅いんだー!』 周回を重ねるうちに、「第2コーナー後の小山と、その先のストレートの部分」で特に差を広げられていることに気が付いた。 皆が小山をジャンプし、そのまま一気にストレートを走り切る中、僕だけが速度を落としつつ小山をなめ、その後もうまく加速できずにもたついて走っているようだ。 『ジャンプはできないとしても、(次のストレートのために)皆と同じように加速状態で小山を登れば少しは速くなるかも?』 と、試しにエンジンの回転数を調節し加速状態で小山の斜面を駆け登ると、自分でも驚く程のスピードでストレートを走り切れた。 『いいんじゃないの〜♪』 これまでの自分はその場その場で走りやすいギアで走るだけだったが、特にこういったモトクロスコースでは、自分がどのギアを使っているのかをちゃんと意識しながら、先を見越してギアチェンジしていく必要があると感じた。 「いち!」とか「に!」とか声に出してできるだけ加速状態を作れるようにしながら走ってみる。 ミニモト乗りの大先輩、大石さん、ACCOさんに、コースのどこをどのギアで走っているかを聞いたり、チョミニ(110cc中華マシン)の監督を追いかけたりして、楽しみながら上達する感じを味わえた。 5周で行われる午後の模擬レースは初心者クラスでエントリー。 スターティンググリットに並ぶと、なっち、そうちゃんの 「パパ頑張れ!」の怒鳴り声。ちょっと恥ずかしいけどいい気分。 『あいつら、やっぱいい子だ。』 レーススタート。第1コーナーには3〜4位で突入。その後しばらくは抜きつ抜かれつのバトル。 やはり同じレベルの人とのバトルは自然と熱くなる。3周目位からはひたすら#371さんの背中を追いかけ、 抜くに抜けずにそのままゴール。 あれ?結構速く走れたつもりなんだけど、「男性バンザイぶっちビリ」の座に君臨しちゃったかな? 3.なっちの練習 GODさん夫婦に貸して頂いたPWになっちを跨らせると、あらびっくり。両足のつま先が地面に届くではないか。 「これはいい!」と、コース脇の空き地で練習させることにした。 振らつきながらも1人で走れるようなので、アクセル、ブレーキの使い方に慣れさせるために、走る・止まるを繰り返し練習させる。20分程走ると集中力が途切れたのか、指示を無視して石の多いラインを走り転倒してしまう。 『こっち側をゆっくり走れって言ったじゃないか!』 怒られたなっちはやる気喪失。足が痛いと言い練習終了。 午後の模擬レースから戻ると、なっちはまたPWに乗りたいと言いだした。 どうやら模擬レースでの大人達の熱い走りに影響されたようだ。 約30分間練習し、右回り、左回りができるようになった。 帰り際masatosiさんに貸して頂いたチョミニになっちと2人乗りして本コースを走行。 初めて走る本格的なモトクロスコースに大興奮のなっちは、「もっと上手くなって私もここを走れるようになりたい。」 と、見事にパパの術中にはまったようだった。 4.それぞれの人生、それぞれのモトクロス 『いやー、それにしても楽しい1日だったなー。』 昼飯時には多くの方に声を掛けて頂き、久々にメンバーとお話ができた上、ステーキ、おでん、豚汁、やき鳥をご馳走になった。 (なっち、そうちゃんはおりと奥さんの所でクレープを作り大満足のご様子だった。) バンザイダートには、「走りを楽しむ人」「人との交流を楽しむ人」「キャンプ(前泊)を楽しむ人」「飲みを楽しむ人」「自走を楽しむ人」「恋人どうしで愛を育む人」、、、等様々な楽しみ方の人がいて、一見まとまりが無いようだが、皆がテキパキと動き、まとまる時はパッとまとまる。 (あまりメンバーと深い話はできなかったが、)「楽しくモトクロスをやりたい!」「休日を満喫したい!」という気持ちで皆が通じ合えているような一体感が心地良かった。 モトクロスって、準備も片付けも大変で金もかかる上、さらには危険も伴うので、正直気軽にできるものではないと思う。 しかし、多くの障害を乗り越えないとできない趣味だからこそ、楽しむことに貪欲で、熱く、優しい個性的な猛者が集るのだと思った。こういった自分からガンガン動くパワフルな方々と一緒に何かをするって本当に楽しいと思った。 バンザイダート集合写真(画像クリックで拡大)
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