年号が変わり、いかだレースも新展開?
1. 今年のいかだレースは?
「昭和から平成に変わったのって高2じゃなかったっけ?」
「天皇崩御のあの日は確かテルの家に泊まったよね。」
2.非公式テーマソング作成
数年間ほとんど変えていない紹介文を変えようと、申し込み用紙にいかだに対する思いを書き綴るうちに、紹介文にメロディーを付けて歌にしたくなってきた。
こういうことは勢いが大切だと『狛江古代カップ2019 非公式テーマソグ』と題してYouTubeに公開し、この紹介文を記入した申込書を事務局に提出した。
(2019 紹介文)
進めぼくらの舟 情熱となりに 乗せて(ヘイ)
狛江古代カップを いつか手にする日まで
どんな困難でもきっと乗り越えてみせる(ヘイ)
ゴールのその先に僕たちの理想の世界があるはず
いかだレースを楽しみ尽くすため、今年はこの紹介文にメロディをつけ『狛江古代カップ2019 非公式テーマソグ』としてYouTubeに公開!
メンバーでこの歌を歌いまくること100回。ぴったりと意思の疎通ができた僕たちは、今年こそ念願の上位30位以内を必ずや達成することでしょう!
ちなみにこの歌はYouTubeで聴けますので、狛江古代カップ2019で検索してね。
3. レース当日(2019年7月21日)
今年は梅雨が明けず、過ごしやすい絶好のイカダ日和。5本松でいかだを下ろして多摩川を見渡すと、前日までの雨のため多摩川の水量は多め。流れも速く、今年はハイスピードレースになりそうだ。
初参加のKさんに、『毎年真剣勝負!今年こそ悲願の30位以内達成!』と、これまでの経緯を説明し、今年は前から順に、
テル(左漕)・Kさん(右漕)・ジョー(左漕)・まっち(右漕)
で乗るのがいいのではないかと提案。そして、どうすればこの非力な4人で目標の30位以内を達成できるかを議論。
『事前練習もやらず、今乗り位置を決めてる時点でもう無理なんじゃないの?』
とのKさんの的確な指摘に苦笑。
今日は流れが速いからライン取りが重要なレースになるだろうと、前半のレースを見ながら小波の立った流れの速いラインを確認。
4人の息をぴったりと合わせてオールを漕ぎながら、速い流れにうまく乗れれば、この非力メンバーでの30位以内も夢じゃないと、円陣声出しで気合を入れてスタートラインに並ぶ。
前レース繰越2艇を含めた全9艇でレーススタート!
右に向きつつある船首を左に向け、左前方の流れの速いラインを目指していると、左舷から#55が迫ってくる。一瞬の躊躇に船首を差し込まれてしまうと、相手の艇に船首が引っかかりいかだは右側を向いてしまう。一旦後退して船首を外したものの、完全に失ってしまったスピードを取り戻すのは難しく、先行された5艇との差をなかなか詰められない。
前席のジョーと「オール逆にしよう!」「もうちょい左!」と声を掛け合いつつ、「たまりや(貸しボート屋)」さん廃業により今年からコースに定められた中洲左側を進む。
「イッチ、ニ、イッチ、ニ」と掛け声を掛けて加速しようとするも、小型の僕らのいかだは喫水が深く川底に船底を擦ってしまい減速。
この苦しい状況を打開しようと、浅瀬を抜けたところでテルと事前に打ち合わせしていた秘策を決行。
まっち:『進め、ぼくらの舟 情熱となりに 乗せて、ヘイ!』
(ヘイ!の合図でテルに掛け声をバトンタッチ)
テル:『進めーぼくらの舟ー 情熱となりに 乗ーせーてー
狛江古代カップを いつか手にするひーまーでー、ヘイ!』
「Kさんは高校時代僕らのアイドルだった。」
『アイドル以上の存在、言葉にするのであれば”海老高の宝?”』
【狛江古代カップ2019 成績】
チーム名/メンバー: 海老高青春倶楽部 /テル、Kさん、ジョー、まっち
順位/参加台数 : 一般クラス38位/87艇
タイム/受賞 : 16分26秒/なし
【2019年いかだレース参戦 完】