 ■ 「夜空ノムコウ プロジェクト」 (2007年12月29日)
毎年年末に年末行事と称して高校同期の仲間で集まりスポーツ等をしている。昨年は予定を詰め込み過ぎて皆とゆっくり話せなかったので、今年はあまり予定を入れずにのんびりとした集いにしようと思っていたのだが、、、
１. 僕らの高校時代
今年も例年通り厚木で午前中にフットサルをして心の壁を取り払い、地元の温泉宿に向かう。市内の温泉は昨年までに行き尽くしたようなので、伊勢原の「ホテルニュー岡田屋」の、いかにも温泉らしいヌルヌルとしたお湯に浸かりながら１時間以上のんびりと語り合う。ここ数年は仕事や家庭の話になることが多かったが、今年はかつての恋愛トークに花が咲いた。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 今でこそ、このメンバーのほとんどが家庭を持ち、普通の（？）大人になったが、高校時代は自分も含め独特な恋愛観や癖を持つ者が多かった。 根拠もないのに何故か自信だけは満ち溢れていた僕らは、その 独自の恋愛理論を押し付けながら、お気に入りの女の子を追い掛けた。 ほぼ全員が、大学入試同様（笑）卒業前に玉砕したが、当時の失敗は、後に糧となる重要な経験であった。
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「温泉と言えば卓球でしょ」
ということで卓球ルームに場所を移す。視力低下に戸惑いつつも（かつて受験勉強をするはずの青少年会館で熱中したように）汗だくになるまで卓球を楽しんだ。
２. 夜空ノムコウ プロジェクト始動
途中参加のメンバーから連絡が入り、海老名駅前のカラオケボックスで合流することになった。 このカラオケボックスは、去年『35の夜プロジェクト』をやった場所。 せっかくカラオケをするなら今年もまた何かプロジェクトをやろう！と、SMAPの代表曲「夜空ノムコウ」を（温泉で語り合ったような高校時代を送った）僕ららしくアレンジして歌おうと提案。車内で原曲を聴き、詩の内容を議論する。
「君が何か伝えようと 握り返したその手は」
の部分が、当時手を握り返してくれる女の子なんていなかった（苦笑）僕らに合わないという話になると、G君が、
『君が誰かを選んで、伝えてきた言葉は』
といういかにも僕ららしい歌詞を考えてくれ、それに伴い
「つまらない常識など 潰せると思ってた」を、
『つまらない君の言葉 潰せると思ってた』に変えた。
さらに、かつての僕らは、前を見て歩き続ける気持だけは 失うことはなかった。というT君の指摘により、
「歩き出す事さえも いちいちためらうくせに」という歌詞を、
『合コンさえためらわずに前だけを見続けた』 に置き換えた。
その他にもいくつか手を加え、高校時代の苦い経験をバネに頑張ってきた 僕ららしいこんな歌詞が完成した。
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夜空ノムコウ ２００７ 作詞 同期チーム 作曲 川村結花
あれから僕たちは 何かを信じて来れたかな
夜空の向こうには 明日（あした）がもう待っている
チャート（教師のあだ名）の声に気付き 僕らは身をひそめた
◯◯高の校舎越しに 夜の風が吹いた
君が誰かを選んで、伝えてきた言葉は
僕の心のやらかい場所を 今でもまだ締め付ける
あれから僕たちは 何かを信じて来れたかなぁ
窓をそっと開けてみる 冬の風の匂いがした
悲しみっていつかは 消えてしまうものなのかなぁ
タメ息は少しだけ 白く残ってすぐ消えた
合コンさえためらわずに前だけ見続けてた
つまらないあの言葉 潰せると思ってた
君の話した言葉は「どんだけ（今年の流行語）」残っているの？
僕の心の一番奥で空回りし続ける
あの頃の未来に 僕らは立っているのかなぁ
すべてが思うほど うまくはいかないみたいだ
このまま どこまでも 日々は続いていくのかなぁ
雲のない星空が 窓の向こうに続いている
あれから僕たちは 何かを信じて来れたかな
夜空の向こうには ８年（２００８年）が待っている
３. 何かを信じてこれたかな？
夜空ノムコウ（原曲）の歌詞を始めに聞いた時、「何かを信じてこれたかな」の「何か」が、何を指しているかが良く分からなかった。
そのため、この部分はいじらずに歌詞のアレンジをして、僕らなりの「夜空ノムコウ ２００７」を完成させたのだが、完成した歌詞を何度も歌ううちに、僕らの考えた歌詞中の「何か」が、「僕らの友情」を指しているように思えてきた。
卒業後１８年もの年月が経つのに、こんな一風変わったプロジェクトができるのは、きっと僕らが『僕らの友情』を信じ続けてこれたからなのだろう。
４. 動画データ編集作業完了
夜空ノムコウ プロジェクト動画編集作業完成。動画は PRIVATE（パスワード認証エリア）よりご覧頂けます。
５. 今年もハードスケジュール
「夜空ノムコウ プロジェクト」終了の後、ファミレスで夕食とするが、仕事が終わってから駆け付けてくれたメンバーも含め、今日集まった同期１０人全員で「夜空ノムコウ ２００７」を歌って行事を締め括ろうと再度カラオケボックスで日付が変わるまで再熱唱。去年にも増してハードとなった年末行事であった。
[夜空ノムコウプロジェクト 完]
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