■ MONEY(気力回復)プロジェクト (2008年12月29日)
毎年年末に年末行事と称して高校同期の仲間で集まりスポーツ等をしている。この年末行事の活性化を目的に、昨年・一昨年と心の叫びを歌にするカラオケプロジェクトを行ってきたが今年はどうしようか、、、。 ストレスを溜めずに楽しく仕事をするうえで邪魔となる「遊びたい気持ち」に目を向けぬよう本心を押し殺す日々を積み重ねるうちに、気を緩めればいつでも無限に溢れ出すと思っていた「遊びたい気持ち」が、予想外にも涸れはじめ、気付けば典型的な「疲れた大人」になりつつあるではないか。 (体力の衰えに対しては、自転車通勤で歯止めをかけたつもりだが、)気力の衰えに対しても何か手を打った方が良さそうだ。 2. 今、歌うべき歌とは、、、 『あのとき浜省と共にこぶしを突き上げた熱い(熱くなれる)自分は、今の僕の中にどれ位残っているのだろうか?』 そんなことを考えるうちに気力回復をテーマに『MONEY』でカラオケプロジェクトをやりたくなってきた、、、。 〈参考〉浜田省吾『MONEY』の歌詞(YouTube動画) 3. 「MONEY 2008」歌詞検討 昨年のカラオケプロジェクトでは、皆で一から歌詞を考えたためレコーディング完了までに4時間も費やしてしまった。その反省もあり、今年は事前に歌詞暫定案を完成させておくことにした。 浜田省吾作詩の「MONEY」には、寂れた町の貧しい家庭に育った青年が、自分の恋人を金持ちの男に奪われてしまう悲しい恋の結末が歌われている。深い悲しみに金しか信じられなくなってしまった青年の姿はまるで精神異常者のように描かれているが、この青年にみなぎる『ハングリーな様子』(強い感受性が無限のエネルギーを生み出し盲目的な行動を起こすさま)こそが、十数年のサラリーマン生活で大きく削られてしまった取り戻すべきものではないだろうか? この「貧しい青年」と「昔の僕ら」に共通する『ハングリーな様子』に着目し、『貧乏という不運な環境下に、金持ちへの妬みを膨らませ、いつか見返してやろうと闘志を燃やす』という原曲の構成をなんとなく生かし、『男子クラスという不運な環境下に、混合クラスにへの妬みを膨らませ、いつか見返してやろうと闘志を燃やす』という構成に変更。イメージを膨らませるうちに、仲間内で最もハングリーだったT氏が、かつて新品の英和辞典をひと月でボロボロにする程勉強に打ち込みながら語った印象的な言葉が脳裏に蘇る。 『俺は一流大学の合格通知を○○に見せつけるために全力で勉強をする!』 この言葉こそ、あの頃の僕らを象徴しているように思え、『いつか奴等の 足元にBIG MONEY叩きつけてやる』という原曲のサビの部分を、『いつか奴等の 足元に合格証叩きつけてやる』へと変更。その他当時のエピソードを盛り込み歌詞暫定案を完成させた。 『MONEY 2008』 高校3年生授業終わると 俺達集まってた青少年会館 奴(U)は乾ききった俺たちに隠れてかわいい彼女作り会館に現れた Girl Girl makes him crazy Girl Girl changes everything あいつ(M)は夢見てた勉強をしながら大好きなあの娘とベットでドンペリニョン Love Love makes him crazyLove Love changes everything Love Love makes him crazy Love Love changes everything 4. 年末行事当日 5. 動画データ編集作業完了 『MONEY 2008』動画編集作業完成。動画は PRIVATE(パスワード認証エリア)よりご覧頂けます。 6. 気力回復方法 この日最後のファミレスで、歌のテーマであった「気力回復」について語り合う。同窓生の誰もが大なり小なり僕と同じように気力や体力、容姿等の衰えに戸惑いを感じ、これらに頼らない生き方を模索したり、衰えの進行にブレーキをかけようとしているようで、同胞の興味深い話に耳を傾けた。 そんな中、特に印象に残ったのが、 『様々なタイプのお年寄りが様々に年老いて死んでいく姿を見ていると、自分の行くべき方向を考えさせられる。』 と言う福祉関係の職場で働くU氏の話と、 『若い頃の瞬発力やスピードは無くなりつつあるが、緩急動作など経験でカバーしていけば、俺はまだまだ戦えるはずだ。』 と言う上位リーグ昇格に喜ぶサッカー中年A氏の話であった。 『気力回復の公式』 さあ、君もこの公式に自分を当てはめ、今こそ立ち上がれっ! [MONEYプロジェクト 完] |