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■ ファミリースキー奮闘記(第3部: 2015年〜現在編)

[(第1部:2006年〜2011年編)はコチラから]



■ 2015シーズン ファミリースキー奮闘記

1.正月帰省スキー(奥伊吹スキー場) 2014年12月31日

 スキー大好きそうちゃんに今年も正月休みの帰省ついでにスキーに行きたいかと尋ねると「行きたーい!」との返事。
ゆっちとなっちはお買い物の方が良いそうで、そうちゃんと初めて2人だけでスキーに出掛けることとなった。

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助手席で寝息を立てるそうちゃんを横目に車を飛ばし7時過ぎに滋賀県の奥伊吹スキー場に到着。8時にならないとリフトは動かないのにテキパキと準備を済ませてセンターハウスに行きたがるそうちゃん。まあ車に居てもしょうがないと急いで準備をして白銀のゲレンデへ。運行開始と同時にリフトに乗り、数センチ積もった新雪に2本の線を描きながら空いたゲレンデを疾走!
これまで20年前に買った昔ながらのストレートタイプの長いスキー板を使ってきたが、今回はゆっちから借りてきたショートスキーを初使用。新雪に埋まりやすく面白味に欠けるも子供と一緒に遊ぶにはこれで充分という印象。

「次のリフトも動き出したねぇ」と、麓から順に動き始めるリフトを乗り継ぎ標高1250mの山頂からガンガン滑る。コース傍や新雪の積もった急斜面に果敢に挑戦するそうちゃんは2時間程滑ると疲れが出たようで転倒が目立ちだし、まだ10時半だが早目の昼食。

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食後はコブ斜やジャンプを中心に滑る。体格の違いでコブ斜はまっちに軍配が上がるが、ジャンプは恐れを知らぬそうちゃんの方が上手。いつもブレーキをかけてくれるゆっちとなっちがおらず滑りは徐々にエスカレート。下見もしないで大ジャンプに挑んだそうちゃんは腰が引けてしまいジャンプ失敗。何とか転倒せずに持ちこたえるも、ストックと雪面の間に指を挟んでしまい指先から出血、係員のお兄さんの勧めに従い医務室で見てもらう。

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指先の皮が少し剥けるだけの軽症で済んだが、大怪我しないよう保護者としてもう少し注意を促すべきだったと反省。

何はともあれそうちゃんと遊び尽くした2014年を締めくくるに相応しい1日であった。

 



■ 2016シーズン ファミリースキー奮闘記

1.舞子スノーリゾートそうちゃん誕生日スキー 2016年1月29・30日

 秋の引越で「昭和臭漂うスキーウエアー」や「ストレートタイプの長いスキー板」を処分してしまった。さらに今年はなっちの高校受験がありスキーには行けないだろうと思っていたが、そうちゃんが2月の誕生日のお祝いにスキーに連れて行って欲しいと言いだした。

『誕生日のお願いじゃしょうがないなぁ〜♪』

シーズン半ばを過ぎた今更スタットレスタイヤに履き替える気にもなれず、東京旅行のWEBサイトでバスツアーを調査。リフト代込1万円以下/1人と、自走より明らかに安いツアーが数多くあり、その中からトラベルイン株式会社の町田駅発舞子スノーリゾート行き(夜便)に申し込みを入れた。

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終日雨という残念な天気予報に自走なら日を改めるところだが、申込みを入れてしまった以上もう後には引けず、冷たい雨の降る中最終バスに乗る。町田駅駅前のマクドナルドで時間を潰し、ツアー集合時間の23時50分丁度に集合場所のマツモトキヨシ前へ。

『あれ?説明スタッフも居なければ、それらしいバスも来てないぞ???』

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「スキーバスは昨日の復路便がそのまま今日の往路便になるので多分道路渋滞で遅れているだけですよ。」と同じ屋根で雨宿りするカップルが教えてくれ、数日前に起こった軽井沢スキーバス事故についての雑談などをするうちに30分遅れでバスが到着。座席に座るとすぐに隣から聞こえてくるそうちゃんの寝息。

ツアー参加者は僕らを除くほぼ全員が20代と思われる若者で、「お前が声かけろよ〜」などのコソコソ話に遥かなる記憶を呼び起こされつつiPodの音楽を聴きながら自分の世界に浸る。高坂SAやスキー場近くのドライブインでの休憩を挟み、予定通り翌朝6時半に舞子スノーリゾートの日帰りスキーセンターに到着。

『やっぱり雨降ってるねぇ、、、。』

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のんびり朝飯を食べてから仕度をはじめるつもりが、やる気満々のそうちゃんに急かされ7時半には準備完了。裏手のゴンドラに乗り場の列に並び、8時の運転開始と同時に山頂へ。窓を叩き付ける雨にずぶ濡れになるのを覚悟するも、低く立ち込めた雲を抜け奥添地エリアと呼ばれる山頂付近まで登ると雨は降っておらず、ようやくやる気になってくる。

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昨晩降ったと思われる新雪はサラサラと軽くベストコンディション。 そうちゃんのフォームは上級者コースの急斜面では崩れるものの安定感があり、2人で足元に白煙を舞い上げつつまっさらなゲレンデに縦横無尽にシュプールを描く。10時過ぎまで滑りまくり、空いたレストランで早目の昼食。

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下界の雨も止み、ゲレンデを横移動するリフトで舞子エリアと呼ばれる山の別斜面に移動。数時間舞子エリアを滑りまくるつもりが、混雑したリフトの乗り継ぎや時折降り出す雨や霧にストレスを感じ、早々にゴンドラのある奥添地エリアに戻る。

普通に滑るのに飽き、隣のコースまでショートカットしようとすると新雪にスキーが埋まり動けなくなる。やはりショートスキーは長いスキーのようにはいかないと、もがきながら歩くうちに体力を消耗。日帰りスキーセンターのたこやき屋でエネルギー補給。
今日はもう充分滑ったので日帰りスキーセンター4階の温泉でのんびりしようと誘うも、そうちゃんはゲレンデMAP左端に書かれた「非圧雪オフビステゾーン」を滑っていないのが心残りだそうで再びゴンドラで山頂へ。

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「開放エリア 自己責任」と書かれた標識の並ぶ全く人のいない緩い上り坂をクロスカントリースキー状態で汗だくになりながら歩き、32°(舞子最大傾斜)の非圧接ゲレンデに到着。傾斜がキツイせいか非圧接の割にスキーが埋まることも無く、ゲレンデを2人占めしながら何とか滑り切り本日のスキー終了。

いつもなかなかスキーを脱ぎたがらぬそうちゃんだが、「今日はもう満足だよー」と潔くスキーを脱ぎ、3階のゲレンデを見下ろす温泉に浸かり至福のひととき。ボタンを押すと全身に冷水がかかるシャワーに大はしゃぎのそうちゃん。

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16時40分のバス出発時刻が迫り荷物をまとめていると、「またスキーに来れるようにママとお姉ちゃんにお土産買っておこう!」と言うそうちゃん。それもそうだと1階の土産物屋でササニシキパイを買っていると町田行きバス到着の館内放送が流れ、風呂上がりのいい気分のままバスに乗る。

やはり復路もそうちゃんはすぐに寝てしまい、約束していた上郷パーキングでの夕飯は断念。スケジュール通りバスは21時に町田駅に到着し、カレー弁当を買い22時に帰宅。長く楽しい1日であった。

 

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.スキーvsスノボ(富士見パノラマスキー場)2016年2月13日

 なっちの滑り止め私立受験が終わり、試験翌朝10時のインターネット合格発表にひと安心していると、タイミング良く同窓生のキングから一緒にスキーに行かないかとお誘いの電話。「えっ、今から?」と思いつつも、学生時代に戻ったかのようなノリに心が踊る。『スキー道具を実家に仕舞おうと車に積んであるから多分30分もあれば出発できる。』と電話を切って準備開始!

コタツで惰眠をむさぼるそうちゃんに、『今からスキーに行くけど、一緒に行くなら3分で準備して!』と声をかけると、飛び起きるやいなや本当に3分で準備を済ます。そうちゃんが昼飯代節約だと用意してくれたペヤング弁当を信号待ちで食べながら車を飛ばし、11時半にキングの家に到着。これからスキーに行くなんて何だか嘘みたい。

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スタットレスを履いたキングのCR-Vに乗り換え、とりあえず中央道方面に進路を取りつつ行き先を話し合う。スノボ専門のキングは僕ら親子にスノボを教えてもいいと言ってくれるも、

スキーで滑れる所なら何処でもスノボで滑れる!」

というキングの言葉にスキーを愛しスノボを敵対視するそうちゃんの瞳に火が灯る。高校のスキー教室以来27年ぶりの今回は、スノボVSスキー的な感じで滑るのが良さそうだと、3キロのロングコースを一緒に滑れる富士見パノラマスノーリゾートに行き先決定!休憩を挟まず車を飛ばし、14時過ぎに諏訪南インターから5分とアクセスの良い富士見パノラマスノーリゾートに到着。16時のゴンドラ運転終了まであと1時間半。

『頑張って3回乗れるかどうかだな。』

急いで仕度を済ませ、ゴンドラで一気に標高差730mを上る。

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『いくらキングがスノボ上手くても僕らのペースで滑るのは多分難しいだろうね。』「今こそテニスでぼろ負けした借りを返そう!」とそうちゃんと密談を交わすも、なかなかどうしてキングはいいペース。これまであまりスノボに関心が無かったが、スキーとスノボではスノボの方が数段格好良く見えることを発見。

『スノボもなかなか面白そうだね。』

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再びゴンドラで山頂まで上り時計を見ると15時40分。

「絶対もう1回ゴンドラに乗る!」と鼻息荒くコースに飛び出すそうちゃんに続き、ノンストップでゴンドラ乗り場まで下りキングを待つ。15時58分にキングが到着し、終了間際のゴンドラにギリギリ乗車。

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景色を眺めたり、後ろからはもう誰も来ない、空いたゲレンデで寝そべったり、雑談を交わしたりしながら、のんびり3本目を滑っていると雨が振り出してきた。少し物足りない気もするが楽しく滑れたとそのまま撤収。スキー場近くの温泉は混んでいるのでそのまま通過、キングは僕たち温泉好き親子にも増して温泉好きのようで、小淵沢IC近くの白州塩沢温泉フォッサマグナの湯に寄る。

硫黄臭の強い露天風呂に浸かりながら、なっちの合格発表から始まった想定外の1日を振り返る。仕事以外の想定外は大歓迎!期待していない分だけ楽しさが倍増。時々こういう日があるからこそ辛い日常も頑張れるというものだ。

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3.スノーボードにチャレンジ(ふじてんスノーリゾート)2016年3月20日

 キングの影響で自分もスノーボードをやってみたくなり、オークションで格安中古スノーボードセットを落札。そうちゃん用セットもセレクトするも、「スノボはやらない!」と断言されてしまい入札は断念。親離れのはじまった息子の背中を未練たらしく追うのも如何なものかと感じ、スノボ好きのキングとゴッチャンを誘い滑りに行く約束をした。

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出発前夜、届いたボードとブーツをセッティングしながらYOU TUBEのスノボ動画を観てイメージトレーニングしていると、キングから仕事で行けなくなったと連絡が入る。有終の美で高校受験を終えたなっち(娘)に一緒に行くかと声を掛けると、『スノボやったこと無いからやってみようかな!』とうれしい返事。ゴッチャンが、昔使っていたアルペンボードを貸してくれるとトントン拍子に話がまとまり、翌朝眠そうななっちとセレナでいざ出発!

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厚木のゴッチャンの家に寄りつつ圏央道と中央道でふじてんスノーリゾートへ。数年ぶりにスキー場に来たなっちは、スキーで足慣らしをしたいそうで、まずはスキー数本滑る。なっちがゴッチャンから借りた「アルペンボード」は(ソフトブーツに履き替えなければならない「フリースタイルボード」と違い)スキーブーツのままスキー板をボードに交換できるので、あっという間にスノボに早変わり。

『なんだか私のボード周りの人のボードと違くない?』

ゴッチャンによると、「アルペンボード」は、スノボが流行り出した頃に多く出回っていたが、「フリースタイルボード」の繁栄と共に影を潜めてほぼ絶滅してしまったそうだ。フリースタイルボードに比べて板が長くスピードを競う競技に用いられれそうだが、ゴッチャンの身長に合わせた板はなっちにとってはさらに長くて、いかにも扱いずらそう。「レンタルボード借りようか?」と尋ねるも、『滑れなかったらスキーやるからいい!』とのことで、ビビりながらリフトに乗って山頂へ

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人生初スノボのなっちは立つのがやっとのため、ゴッチャンには先に行ってもらい、下手な者同士一緒に練習。

ハードブーツで、しかもボードに対して斜め45°に足が固定されているアルペンボードのなっちは転ぶ度に足首がひねれて痛いそうで、30分程でやる気を失い、思い通りに滑れない怒りを雪玉に込めてぶつけてくる(笑)。もしかしてなかなか上達しない原因がアルペンボードのせいではないかと、(ソフトブーツのサイズが合わないながらも)自分の履いているフリースタイルボードと交換してやると少しづつ滑れるようになってくる。

『上手くならないのはアルペンボードのせいだったんだ!』

なっちは俄然やる気を取り戻すも、なっちのアルペンボードを代わりに履いた自分は足首の痛さにやる気喪失。スキーだったら数分で下りてしまうコースを1時間以上かけて何度も転びつつ下山。3月の湿っぽい雪でパンツまでずぶ濡れになってしまったのでゴッチャンと合流して服を乾かしながらレストランで昼食。ウォシュレットが尻を暖めてくれるという新発見(笑)。

食後は、ゴッチャンがアルペンボードで滑ってくれるそうで、なっちと下手な者同士フリースタイルボードで滑る。競い合うかのように転びまくりつつ、最終的には何とか滑れるようになりスノボ終了。このところスキーでは味わうことのない充実感を感じつつスキー場を後にした。

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ゴッチャンオススメのほうとう不動で夕食を食べ、東富士五湖道路を使い東名御殿場インターへ。最近のお気に入り足柄サービスエリアのハイウエイ温泉「時之栖」で、渋滞が解消するまでのんびりしてから帰宅。満足に滑れなかったが、久々になっちの笑顔が見れたり、ゴッチャンと思う存分話せたりする楽しい1日であった。

 



■ 2017シーズン ファミリースキー奮闘記

1.サンタコスプレスノボ(ふじてんスノーリゾート) 2016年12月24日

 そうちゃんが今シーズンはスノボをやる気になっているので、そうちゃん用のブーツ・ビンディング・ボードの格安3点セットをヤフオクで購入。初スノボならふじてんのサンタコスプレでリフト代が無料になるクリスマスイベントが丁度良さそうだと100円ショップでサンタ衣装3人分を買いクリスマスの朝を向かえた。

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ふじてんの駐車場で5年ぶりにサンタ衣装に着替えていると、ミニスキーをするはずだったゆっちが、

『午前中のスノボスクールに空きがあるから私もスノボやってみようかな。』

と言いだした。スキーに未練があるそうちゃんが、「じゃあ午前中僕がスキーやるから、昼まで僕のスノボ使っていいよ!」と言い、ゆっちはスノボスクール受付へ。

そうちゃん用の従来のロングスキーも持って来てはいたが、そうちゃんはゆっちが使うはずだったミニスキーを初装着。全サイズのスキー靴に装着可能で使い回しができるミニスキーをそうちゃんが使ってくれると次回以降の荷物が減らせるので好都合。

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雪不足で2本だけ動いているリフトに乗り、初中級者向けのスラロームコースを中心に滑る。

『あれ?そうちゃん全然足が揃ってないじゃん!』

慣れないスノボでミニスキーのそうちゃんに付いて行くのは至難の技。こういう緩斜面こそフォームを意識して滑るべきだとそれらしいことを語りつつ必死に後を追い掛ける。
10時になると初級者向けファミリーコースでゆっちのスクールが始まり、『午後そうちゃんもスノボデビューするんだから良く見ておきな!』と時々スクールの様子を観察。

『転びまくっているけど、ママ頑張ってるねぇ。』

2時間のスクールの後、レストランで合流してランチタイム。ゆっちは疲れ果てて帰りたがると思っていたが、『スクールの最後に先生に褒められた!』と予想外の笑顔。『スクールで教わったこと忘れないうちにもう1本だけスノボで滑りたい。もうちょっとだけボード貸してくれないかな?』と交渉。「ママがやりたいなら、、、」とそうちゃんから大人の発言を引き出し、再びスノボ(そうちゃんのみミニスキー)でゲレンデへ。

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ゆっちはいい感じで滑りだすも、スラロームコースを半分辺りまで滑ると体力を使い切ってしまったようで転倒を繰り返す。そこに「ママ代わろうか?」とミニスキーのそうちゃん登場。

その場でスノボとミニスキーをチェンジ。そうちゃんは朝から待ちわびた分だけスノボがやりたくなっていたようで、「ママの滑るの見てたから滑れそうな気がする!」と勢い良く滑り出す。

はじめのうちこそ豪快な転倒を繰り返すも、みるみる上達し、2本目になると谷向きであれば安定感を持って滑れるようになる。やがて日が暮れ、ゆっちとそうちゃんの初スノボ終了。

帰りの車で2人にスノボどうだったかと尋ねると、
「転びまくったけど、スキーでは味わえない上達の喜びが味わえた!」
と好感触。これからスノボ時代が始まりそうな予感。



2 伊吹山でスノボ(伊吹山スノーパーク)  2017年1月2日

 三重の正月帰省時ついでにそうちゃんとスノボに行こうと近隣のスキー場をネットで調査。伊吹山スノーパークが最も規模が大きく楽しめそうだが、今年は雪不足でまだ第1ゲレンデしか滑れないらしい。スキーだったら行くのを諦めるところだが、まだ初心者のスノボなら充分楽しめるだろうと、こういう時だけ寝起きが良くなるそうちゃんと早起きして自宅を出発。

「リフトが混む前にたくさん滑ろう!」と動き出したばかりのリフトの列へ。初めてボードを装着してリフトに乗ったそうちゃんはリフトからうまく降りられずに何度も転倒。「今回もうまく逃げてリフト停めなかったからセーフ!」と言っているが、3回連続で転んだらからアウトだな(笑)。

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予想通り、そうちゃんと2人だと自然とペースが上がる。何度も転びつつもお互い遅れを取らぬようにすぐに立ち上がっては滑りまくる。

「あれっ、もしかしてまだそうちゃんターンできないの?」

ちょっと挑発すると、果敢にもターンに挑戦、エッジを引っ掛け何度か転ぶもすぐにターンをマスター、さらに数分後にはクルクルと回りながら滑っているではないか。

「むむむっ、やるな!」

スキーとは比べ物にならぬ疲れにレストランで早目の昼食。充分な満足感があり、もう帰ってもいいと思ったが折角1日券を買ったので、車で1時間程仮眠。体力を復活させて再びゲレンデへ。

 

午後も雪まみれになりながらハイペースで滑っていると、周りのボーダーに影響されたそうちゃんが、「パパこれできる?」とジャンプを披露。

「そんなの簡単じゃん!」

と初挑戦するも、体重が後ろに残ってしまったようで尻もち。何度か挑戦するうちに、段々と転ばずに着地できるようになってくるから面白い。気付くと2人でどっちが格好良く跳べるかジャンプ大会。

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リフト運転終了までまだ少しあるが、お互い100回以上転びスキーとは比べ物にならぬほど疲れたので、本日のスノボ終了。
帰宅途中に湯ノ山温泉の「アクアイグニス片岡温泉」で汗を流す。

『普通はちゃんと止まれるようになってからジャンプの練習するんじゃない?』
「そうだよ〜、順番違ったよ〜!」

なんて話しつつ寝湯に寝転がると疲れすぎて今にも寝てしまいそう。

新年早々楽しい1日。今年もいい1年になりそうだ。



3 オールナイトスノボ(スノーパーク イエティー)  2017年1月28日

 そうちゃんの週末の予定が空いているらしく、早起きして一緒にスノボに出掛けようと考えながら眠りにつくも、翌朝目を覚ますと9時を回っていた。

『今からじゃスノボは無理だなぁ、、、』

家でのんびり過ごすと決めるも、部活や定期テストに忙しい息子とこの先予定を合わせられる日はそう多くはないように思い、今からでも行けそうな近場のスキー場を探す。御殿場インターから程近いスキー場「イエティー」が週末オールナイト営業をしており、スマホで会員登録をすれば大人2000円のナイター券のみで16時〜翌朝8時までの16時間滑れるという情報を入手、

『深夜は寒いだろうから16時ぴったりから滑ろうよ!』

と昼食を食べるそうちゃんゆっちに声を掛け準備開始。3時半頃イエティーに到着し、16時丁度にナイター券を買い入口ゲートをくぐる。

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場内に入ると寂しそうに佇むクレヨンしんちゃんを発見。

『しんちゃんと一緒に写真撮ろうよ!』

とそうちゃんに声を掛けると露骨に嫌がられてしまう。
そうか、もうクレヨンしんちゃんに喜ぶ年ではなくなったのか(笑)。

 

ゆっちはミニスキー、そうちゃん、まっちはスノボでまだ充分明るいゲレンデへ。
駐車場のあるこの場所の眼下にゲレンデが拡がる独特のレイアウトのため、リフトに乗らずにいきなり滑走。心の準備もできずに何度も転んでいるうちに、そうちゃん、ゆっちはずんずん先に行ってしまう。

『やばっ、付いて行けない、、、』

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「富士山2合目スキー場」という別名があるだけに、すぐ間近に登山道がくっきりと見える富士山がそびえ立つ。そんな斜面が夕日を浴びて赤く染まっていく様子は美しく感動もの。

『この景色が見れただけでも今日ここに来た甲斐があった!』

ゲレンデ整備のためペアリフト1台しか動いておらずリフト待ち渋滞ができていたが、しばらくしてリフト3台体制になると渋滞は解消。決して広いスキー場ではないが緩斜面からガリガリの中級者向け斜面まで4コースがあり今の僕らには充分。暮れなずむ景色の中を3時間程滑るとすっかり暗くなり、朝まで営業しているロッジ風のレストランで昼食を食べる感覚で夕食。程よく空いた周りの席にいるのは外国人ばかり。何だか海外でスキーを楽しんでいる感じ(笑)。

ゆっちが、食後はボードをやってみると言うので、足のサイズの同じそうちゃんと道具を交換。教え上手のそうちゃんがゆっちに滑り方をレクチャーしてくれるのがとてもありがたい。

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食後ゲレンデに出ると、そこは極寒の世界。

『さっきまでこんなに寒かったっけ?』

人口降雪機がまき散らす水の粒がナイターの光に照らされ、ゲレンデの所々に雲が舞い降りて来たかのようで幻想的。
1時間程でゆっちはレストランに退避。ゆっちに連絡を取ろうとスマホを取り出すと、あまりの寒さのために数秒で電源が落ちる(帰宅後調べると、iPhoneの使用推奨温度は0〜35℃、極寒環境下での使用は保証対象外とのことで今後は注意した方が良さそうだ)。

財布に優しい分体に厳しいので日付が変わる頃スキー場を撤収。帰りにセブンイレブンで「ペヤングチョコレート味」を発見、嫌な予感がするも何事も挑戦だと購入。先日食べた「ペヤングショートケーキ味」はメーカーの試行錯誤が感じられるやきそばであったが、このチョコレート味は口に入れた瞬間口非常停止ボタンを押されたかのように口の動きが止まる衝撃的な仕上がり。嫌な予感が的中するもはや「やきそば」とは言いがたい食べ物であった。




4 いきなりスノボ(カムイミサカスキー場)  2017年2月11日

 テレビを見つつ、手元でゲーム機を操作しながら勉強をするそうちゃんに何度か注意するも全く聞く耳を持たないので、「そんなやり方で勉強できる訳ない!」と叱ると、「パパうるさい!」と反抗的な態度。
頭に血が上り、『今なんて言った!』と胸元に手が伸びてしまい抜き差しならない状況。ゆっちが止めに入ってくれて場は収まるも、親子の会話はなくなり週末にスノボに行く計画が流れてしまった。

そんな背景もあり、金曜仕事が終わるも家に足が向かずに、テル、キング、Kさんと新百合で高校同期定例会を開催。学生時代はこの時期毎週スキーに行っていたなどと思い出話に花を咲かせるうちにあっという間に終電の時間。自分と同じくキングもKさんも明日の予定が空いてるらしく、

『じゃあ明日スキーに行っちゃう?』

と口走ると、「行っちゃいますかぁ?」とやぶさかではない2人。終電がホームに滑り込み、それぞれの帰路につくもLINEでやりとりを続け、深夜1時を回った頃3人でスキーに行く話がまとまった。

数時間後の午前8時、家まで迎えに来てくれたキングのCR−Vに乗り込み、中央道方面を目指しつつ行き先を考える。 Kさんはスノボは未経験、スキーも道具を処分して足を洗って久しいらしく、初心者向けのカムイミサカスキー場に行き先を決定。これまでのスキーや恋愛遍歴トークを楽しむうちに、あっという間にスキー場に到着。昨晩からの想定外の展開に興奮し、

「今スキー場にいるのが夢みたい!」

と滑り始めるまでは良かったがリフト前にはバブル時代を彷彿とさせる長蛇の列(涙)。 レンタルウエアに身を包むKさんはブランクを感じさせないなかなかの滑り。これならもう少し足を伸ばして広いスキー場で滑った方が良かったかもしれない。



「そう言えばT君の家ってここから近いんじゃない?」

リフトを待ちながら山梨に住む同窓生のT君に 「カムイミサカのゲレンデで待ってます!」とメールを送ると、 「都内で用事を済ませて車で帰宅中ナウ。夕方にカムイミサカ行けそうです!」と嬉しい返信。そして16時過ぎにスキー場で感動のご対面。

「せめて前日声かけてくれれば俺もスキー持って来たのに!」
『そう言われても、スキー行くのが決まったの今朝だからねぇ(笑)』

スキーはそこそこに、元とんかつ屋T君オススメのやわらかとんかつの店「かつ玄」に移動して夕飯。想定外の偶然が重なった分だけ楽しさも倍増する、まるで学生時代に戻ったかのような1日であった。



5 スノーアゲイン(車山高原スキー場)  2017年3月20日

「カムイミサカで滑り足りなかったから今度は俺がよく行く車山高原スキー場に行こう!」とキングからのお誘いメール。車山高原スキー場は、スノーアゲインというリターンスキーヤーへの特典や、次回用超お得リフト割引券配布など、様々な割引がありお得に滑れるそうなので、再びキング、Kさんと出掛ける話がまとまった。

時間短縮のためキングの家までセレナで行き、キングのCR~Vに荷物を積み込もうとすると、

「このままセレナでスキー場まで行っちゃわない?」

と言うキング。いつになく機敏な動きでCR-Vに荷物を載せ替え(笑)、8時過ぎに出発。時間を忘れて雑談に花を咲かせるうちに車山スキー場に到着。

今回もキングと僕がスノボ、Kさんがスキーで滑走開始。ゲレンデに人はまばらで、ほとんどリフト待ちがないのは嬉しいが、コースに積もった新雪にボードが引っ掛かってしまい何度も転倒。見かねたキングがこんな助言をくれる。

「後足に体重が残っているから転ぶんだよ。前足に全体重を乗せて滑ってごらん。」

これまで教材にしていたYouTube動画の先生が体重は左右の足に均等に乗せるのがいいと説明していたのでそう心掛けてきたが、それはジャンプなどのフリースタイル要素の強い滑りを目指す上級者の話で、初級者はとにかく前足に全体重を乗せて滑るのが上達の近道だそうだ。
早速キング先生の言う通り、レギュラースタンスで滑る自分にとっての前足である左足に乗り込むように滑ると、すぐに効果を実感。

『確かに曲がりやすい!』

荷重の抜けた後ろ足を自由に動かせるようになり転倒が激減、いい感じ。

「まっちも慣れてきたようだから山頂まで行ってみようよ!」

山頂からは上級者ゲレンデを通らねば下りてこられないのが気になるが、難しいのはほんの一部だけというキングの言葉を信じてリフトを乗り継ぎ山頂へ。
手も足も出ないコブ斜面の脇や、コース幅の狭い急斜面を、斜面に対してボードを真横にした横滑りでなんとか切り抜け下界まで下りる。ここ数年スキーでは感じていない達成感!
昼食や休憩を挟みながら滑るうちに、次第にスピードを上げられるようになり、止まれもしないくせに調子に乗って滑っていると、キングが次なる助言をくれる。

「スピード出してる時に体が置いてかれている。左手で板の先端を掴むつもりで滑ってごらん」

確かにボードの先端を掴もうと手を伸ばすと、体が遅れて後ろ足に乗ってしまった体重を再び前足に戻せ、安心感を持ち気持ちよく滑れるようになってくる。スノボ楽しぃー♪

日曜日のせいか、15時を過ぎるとゲレンデはほぼ貸切状態。全てのリフト運転が終了するまで滑り、最後の客としてスキー場を後にする。
双葉サービスエリアの中華料理レストラン「竜王」で、大きな皿に盛られた料理を腹一杯食べて帰宅。 キングによると、もう1つ上手くなるためのいい助言があり、もう少し上手くなったら教えてくれるらしい。来シーズンが楽しみ!

 



■ 2018シーズン ファミリースキー奮闘記  

1.サンタコスプレスノボ(ふじてんスノーリゾート) 2017年12月24日

 今年もサンタコスプレでリフト代が無料になるふじてんのクリスマスイベントにゆっち、そうちゃんと行こうと、3つ目のスノボを買うなど準備を進めていたが、ケーキ屋で働くゆっちがどうしても出勤しなければならなくなってしまった。そうちゃんと2人で行こうか迷うも、試しに友人キングとジョーに声を掛けると、「面白そうだから行く!」との返事。意外な4人の組み合わせでサンタコスプレスキーに行くこととなった。

自宅近くのコンビニに集合し、90分程でふじてんスノーリゾートに到着。リフトが動く8時半に合わせて準備を進め、ジョーとそうちゃんがミニスキー、キングとまっちがスノボで滑り始める。

『あれ、スノボこんなに難しかったっけ?』

昨年ほとんど転ばない程度まで上達したつもりでいたが、何度も想定外の転倒。そうちゃんに

『パパ去年何度もスノボ行ってる割には上手くなってないねぇ。』

と言われてしまう。ハイペースで滑るミニスキー組のジョー・そうちゃんに見捨てられて雪まみれになりながら滑っていると、キング先生が、

「下半身から曲がろうとするんじゃなくて、上半身を先に曲がりたい方向に向けるんだよ。そうすれば下半身は自然に付いてきて転ばずに曲がれるようになるよ」

と助言をくれる。キング先生の言葉に従った途端滑りが激変、ほとんど転ばなくなり、中上級者コースのジョー・そうちゃんと合流。楽しくなってきたところで昼食タイム。

午後は、そうちゃんがミニスキーをスノボに交換。
そうちゃんは僕の半分程度しかスノボを滑っていないのに僕とほとんど同レベルの滑りで、初心者コースを1本滑っただけで中上級者コースに移動。若いっていいな。
4人で一緒にガンガン滑る。リフトが2人乗りなので、息子とジョーやキングがリフトで一緒に何を話しているのかか気になるところ(笑)。

3時過ぎにゲレンデを後にして 富士眺望の湯「ゆらり」で汗を流す。1時間ちょっとのつもりが、「霊峰露天風呂」など16種類のお湯は入りごたえがあり、気付けば2時間近くが経過。帰路の渋滞はなく、自宅近くの横浜ラーメンを食べて解散。楽しい1日であった。



2.年末行事スキー(ふじてんスノーリゾート)2017年12月29日  

 高校を卒業して以来、年末行事と称して同期仲間と毎年年末の1日を楽しんでいる。午前中はフットサルなどのスポーツをして汗を流すのが定番となっているが、今年は30年前の映画「私をスキーに連れてって」の映像が『JR SKISKI』のCMで使われているのに影響を受け、「久々にみんなでスキーに行ってみよう!」と話がまとまった。
スノボをやるつもりだったが、ジョーのステップワゴン1台に6人乗りで行くと決まり、荷物がコンパクトにまとめられるミニスキーに変更し、当日を向かえた。

6時半に新百合ヶ丘駅に集合し、サンタコスプレスキー以来5日ぶりのふじてんスノーリゾートに向かう。おしゃべりに夢中になるうちにあっという間に到着し、リフト運転開始の8時半に合わせて準備。全身白色のバブル臭漂う肩パット入りスキーウエアを華麗に着こなすテルを先頭に、テル、ジョー、Kさん、Hさん、まっちがスキー、キングがスノボで滑り始める。

20年以上のブランクがあるメンバーもいたが、広瀬香美を聞きながらスキーに行った同世代仲間だけに、皆すぐにいいペースで滑れるようになる。
もうアルペンのTVコマーシャルのように恋が生まれる年齢ではないが、こうして一緒にシュプールを描いてエンジョイできる同世代仲間がいると言うのは素敵なことだ。


午後もスケジュールが詰まっているため、ランチ休憩もそこそこに14時半までみっちり滑り、これまた5日ぶりの『富士眺望の湯 ゆらり』で温泉タイム。
やはり今回ものんびりし過ぎ、予定時刻を超過してしまうも、意外にも中央道、圏央道がスムーズに流れオンタイムで「海老名 藪そば」に到着。午後からメンバーを加えて年越しそばを食べながらの忘年会。

皆疲れのピークが来ているようで例年よりも口数が少なかったので、ここぞとばかりに作曲ソフトGarageBandで作った「海老高青春倶楽部部歌」を披露

『俺は、高校時代苦しくなかったから歌詞が共感できないなぁ。』
『メロディーが昭和歌謡曲風で古臭いよ!』

など、ごく一部以外の共感は得られなかったが、一風変わった創造的企画を盛り込む年末行事の伝統を久々に継承できた点は満足。
来年は皆を唸らせるメロディー、歌詞を披露したいところだが、果たして自分にその才能があるかどうかが問題だ(笑)。

例年同様最後はいつものサイゼリアでの2次会。スキーと温泉での眠気と戦いつつ、気の置けない仲間と今年1年を報告し合う。今年も色々あったっが、無事この日を迎えられ、終わり良ければ全て良しということで。
終電に乗れずに、ジョーに送ってもらい帰宅。2017年を締め括るにふさわしい盛りだくさんの1日であった。




3.ナイタースノボ(ふじてんスノーリゾート)2018年1月6日

 正月休み終わり間近の昼下がり、買い物から帰宅するとコタツで惰眠をむさぼるなっち(娘)。挨拶がわりにスノボに誘うと、

『家族で私が1番スノボ下手そうだから、行ってみようかな?』

と予想外の反応。『14時半までに出発すれば、ふじてんのナイター券(2000円)で16時から22時まで充分滑れるから昼食食べたらすぐ出掛けよう!』と急いで準備を済ませ、今期3回目のふじてんへ。
この時間から郊外へ向かう車は少なく、混雑した上り車線を横目に快調に車を走らせ80分程でふじてんに到着。予定通り16時から滑り始める。


なっちがスノボをやるのは2回目だが、前回は借り物のアルペンボードが体に合わずほとんど滑れなかったため、まずはリフトに乗らずに50mほど歩いてゲレンデを登って練習。下まで下りると、なっちが 「歩いて登るの疲れるからリフト乗りたい!」 と言うのでリフトに乗って上から滑る。

1本目は谷側を向いての横滑で下山。2本目は山側の横滑りとターンの練習。 緩斜面での左ターンはすぐにできるようになるが、右ターンは毎回転倒。1度も成功できぬままゲレンドの下まで滑り、「足が痛くなったから休みたい」と、レストランでケーキ休憩。


休憩後はなっちのみスキーに交換。3人乗りリフトで外国人と同席したので、英語のリスニングが苦手だと言うなっちの勉強になりそうだと、『Where are you from?』と話し掛ける。返事は良く分からなかったが、オリオン座やスバルが綺麗と言っているのはジェスチャーで分かった(笑)。

リフト運転終了の21時30分が近づくと、なっちが

「せっかくスノボ覚えかけてきたから最後にもう1本だけスノボ滑っておく」

と、やる気を見せてくれて最後におさらい。ホタルの光が流れだし、ほぼ最後の客としてゲレンデを後にした。

「富士眺望の湯 ゆらり」に寄ろうか迷うも、この時間なら1時間ちょいで帰れそうだとそのまま帰宅。絶対寝ると言っていたなっちは意外にも隣で色々話してくれ11時20分に自宅到着。自宅のお風呂で温まり、その日じゅうに布団に潜りぐっすり熟睡。久々に娘とたくさん話ができた楽しい1日であった。




4.極寒スキー(白樺2イン1スキー場)2018年2月11日  NEW

 人生初インフルエンザからの病み上がり、車内感染を心配するKさんとキングに『もう完治したから大丈夫!』と訴えつつ中央道方面のスキー場へ。

談合坂SAでスキー場の宣伝チラシをかき集め、朝食を食べながら行き先を検討。「天気いまいちだから、吹きっ晒しの車山は避けた方が良さそうだね」と白樺2イン1スキー場を目指す。諏訪南ICから国道152(大門街道)に入ると路面が白くなり白樺湖付近は一面の銀世界。車窓から完全なる銀世界を堪能するうちに白樺2イン1スキー場に到着。

「外、吹雪いているじゃん。」

運良くスキー鞄に入っていた息子の帽子を被るも、リフトに吹き付ける極寒の冷気が毛糸の隙間から侵入して頭痛気味。転ぶと寒く冷たいので、無難な滑り方でなんとか昼まで滑るも、もう満足。

遅めの昼食を食べて再び極寒の世界へ。 キングとKさんに『もう帰らない?』と負け犬の視線を送るも、Kさんは上達のコツを掴みかけてるようで、全く気付いてもらえない。
「なんでこの2人はこの寒さに耐えられるのだろうか?」

「きっと僕が着ているバイク用ジャンバーの防寒性能に問題があるのだろう。来年はキング、Kさんが着ているような最新のスキーウエアーを買おう!」 などと考えながらほとんど人のいなくなった吹雪状態のゲレンデを終了時間まで滑り切る。

高速が空いていて、21時前に都心に戻って来れたので、最後の締めに軽く何かつまもうと華屋与兵衛に入ると話に花が咲き23時を回ってしまう。 「この3人で話し出すと止まらなくなるから店に入る時、注意しようと思ってたんだけどやっぱりこうなったね(笑)」と日付が変わってから帰宅。寒い寒い冬の1日では終わりを告げた(カメラが凍ってフリーズしてしまうため、ほとんど滑っている写真なし)。




5.雑談大会&スキー (小海リエックス)2018年3月11日  NEW

『積もる話があるから金曜夕飯でもどう?』とキングを誘うと、「週末スキー場に行く車の中で聞いてやる」と予想通りの展開となり、Kさんも誘い小海リエックス・スキーバレーに行く話にまとまった。

シーズン終わり間近の日曜のため中央道の流れは順調。「早く着き過ぎちゃっう感じだからモーニングでも食べない?確か高速下りてすぐにガストがあるはずだけど」とキング御用達のガスト須玉インター店に寄りモーニングセットを注文。高原のテラスを彷彿させる窓側の席を陣取りのんびり朝食。

『会社で異動の話があってさぁ、、、、』

と近況を話し出すと、「うちの職場もさあ、」「うちの職場は大丈夫だけど仕事の内容が、、、」と話が白熱し、気づくと2時間が経過。

『あれっ?僕達スキーやりに来たんじゃなかったっけ?』
「どうせまる1日滑る体力もないから、午後券で滑れば充分でしょ(笑)」


「異動は前向きに捉えるべきだ。』『休日は緊張を抜いた方がいい」などの助言をもらえて心が整理され、今日の目的を全て果たした気分で店を後にした。


11時過ぎに小海リエックスに到着。のんびり支度をして午後券で滑り出す。

「まっち今日はいい感じじゃん。寒さでやる気喪失してた前回とはまるで別人(笑)」

シーズン終わり間近になりようやく去年のレベルを超えられた感じ。何度も転んだが攻めの滑りで日頃のストレスを完全発散!リフト運転終了まで楽しめた。

帰りの車内、キングが昔の車で聴いていたというCDの詰まったケースを取り出して、Kさんの選曲で昭和歌謡大会。
そんな中「この曲今のまっちに丁度いい曲だよ!」 と紹介してくれたのがコブクロの「DOOR」。

♪この荒れ狂う大海原を簡単に渡ろうなんて思っちゃいないさ♪
♪ただ港から見送る人になれないだけさ♪

♪進むべき道なんて自分で決めるのさ♪
♪不安や恐れに足元をすくわれそうになるけど♪

♪巡り来るこの時に逆らい続けよう♪
♪後悔は僕に何を教えてくれただろう?♪

♪「行くしかないだろう」♪

『おー、「行くしかないだろう!」のシャウト胸に響くねぇ!もう1回かけて!』
と歌詞を噛み締めながら自宅に到着。友達のありがたさを感じる感慨深いスキーであった。

【To be continued.】





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