■ もうすぐ40プロジェクト (2010年12月29日)
毎年年末に年末行事と称して高校同期の仲間で僕らの故郷「厚木」に集まり、スポーツ、温泉、飲み会等をして年末の1日を楽しんでいる。 今年も例年通り12月29日にいつものメンバーで集まり、まずは毎年無料開放となる及川球技場でのフットサル。 『なんだよ、これじゃあフットサルできないじゃん。しょうがないからフットサルはやったこにとにして温泉行こうか!』 なんて話していると、G君がポケットから「年末開放スポーツ施設一覧表」をサッと取り出した。みんな「最近体を動かしてないからフットサルはちょっと、、、」と言いつつも今日は体を動かす覚悟で来ているようで無料開放の南毛利スポーツセンターに移動してフットサルの開始。 想定外の楽しさに誰も帰ろうとはせず、気づけば13時を回ってしまった。このまま続けると今日これからのスケジュールが大幅に狂うのでこんな案を提案。 『得点を入れた人から抜けて、最後に残った人がカラオケプロジェクトの主役ができるっていうのをやって終わりにしようよ!』 そう言うと主役をやりたくない皆の目の色が変わり、「何としても得点を入れなければ!」という真剣モードに(笑)。 2. カラオケプロジェクト 小野の「夢庵」で昼飯、清川村の「別所の湯」で汗を流した後、妻田の「カラオケBOX」でカラオケプロジェクトの開始!
<台詞A> ○○○○ー!オイ○○○○ー!テメエ俺様のポテトチップス喰ったろ! <台詞E> 大丈夫、大丈夫、アニキに友達来たからもらったって言ってくるよ。 あの日の決断悔やんでも過ぎた時間は戻らない 前を向いて歩いていたい Spirits of Teenage hart インド株落ちて困っていた○○○○ももうすぐ40 施設で老人騙している○○○○ももうすぐ40 同期で根性サイクリング俺達ももうすぐ40 免許が無いのごまかしていた○○○○ももうすぐ40 妻のへそくり捜している ぼくらは真夜中のキッチンで 体力の低下感じている○○○○は真夜中のストリートで 海老高の星野鉄郎と呼ばれた○○○○は只のマザコン あと3日で2011年 俺達はもうすぐ40 <コーラス> 加齢臭 メタボリック Wo Wo <コーラス> 休日出勤 深夜残業 Wo Wo (帰宅後、10年前レコーディングした「29才の僕らの歌声」と、今年の「39才の僕らの歌声」を聴き比べてみると、明らかにトーンダウンしているのが分かった。まあこれが現実の39才の姿なんだろう。10年後はどんな気持ちで「もうすぐ50プロジェクト」をやっているのだろうか?(笑)) 3. 読書愛好会発足 その後、同期夫婦の蕎麦屋「上野薮そば」に移動し、 同窓会のような和やかな雰囲気の中、同期T君の打った年越しそばを食べながら雑談。 久々に会う仲間を交えての会話には、 高校時代話の中心だった「内面の弱さを隠した強がり」や「自分の凄さを誇張した自慢話」のようなトゲトゲとした内容はほとんどなくなり、「プライドを捨てた自虐ネタ(や苦労話)」が多くなっていることに気付く。 『そうそう、確かに俺は高校時代図書館で佐野量子写真集予約したよ!』 「何故俺には返信が来なくて後からメール出した○○○に返信が来るんだよ!」 『趣味?俺無趣味人間だけど、あえて言うならSMが趣味だな。』 久々に会う仲間を気遣い(高校時代のキャラクターからは考えられないような)自虐ネタを披露し自分を落とすことで和やかな雰囲気を作り出す旧友を見ていると、卒業して20年、道は違えど各々が厳しい社会の荒波に揉まれ、そこから優しさや暖かさを身に付けたんだと感じることができた。 「やっぱ青春小説でしょ。」 仲間のほとんどが日々かなりの本を読み、そこから豊富な知識を得ていることが分かり今後の読書に張り合いが出た。さらに各々が推す本についての語りから導き出される会話は、普段会わない仲間がどのような考えを持ちどのような日々を送ってきたかの「人生のバックグラウンド」を垣間見れるようで興味深かった。 【もうすぐ40プロジェクト 完 】 |